WordPressサイトのURLをQRコードにして、チラシ、名刺、店頭POP、資料などからスマートフォンで開けるようにしたい場合、難しいWordPress設定は必要ありません。
最も簡単なのは、QRコード作成ツールでURLをQR画像にし、その画像をWordPressへアップロードする方法です。サイト内でページごとにQRコードを自動生成したい場合は、専用プラグインを使う方法もあります。
この記事では、WordPressでQRコードを作成・設置する2つの方法と、印刷・表示で読み取りにくくしないための注意点に絞って解説します。
WordPressでQRコードを使う主な場面
QRコードは、紙や現地の案内からWebページへ移動してもらう用途に向きます。
- 名刺からプロフィール・会社サイトへ
- 店頭POPから店舗・メニュー・予約ページへ
- チラシからキャンペーンページへ
- 商品パッケージから説明ページへ
- 展示会資料から資料請求ページへ
- PC画面からスマートフォン用ページへ
サイト内の通常ナビゲーションで、リンクの代わりにQRコードを多用する必要はありません。Webページ内ではテキストリンクやボタンの方が直接移動できます。
QRコードは「紙・看板・PC画面など、リンクをタップできない場所からWordPressへつなぐ」用途を中心に使うと分かりやすくなります。
方法1|QRコードを画像として作成してWordPressに貼る
単発のQRコードなら、外部のQRコード作成ツールなどで画像を作り、WordPressへアップロードする方法が簡単です。
1. QRコードにするURLを確定する
まず、リンク先ページを公開し、最終URLを確認します。
印刷後にURLを変更すると、静的なQRコードは古いURLを読み続けます。チラシや名刺に印刷する前に、パーマリンクやドメインを確定してください。
2. QRコードを生成する
QRコード作成ツールへURLを入力し、PNGやSVGなど必要な形式で保存します。
ロゴを重ねたり色を変えたりできるツールもありますが、デザインを優先して読み取り性能を落とさないようにします。
デンソーウェーブのQRコード解説では、コード周囲に4モジュール分の余白(クワイエットゾーン)を確保することが示されています。周囲へ文字や装飾を密着させないようにしてください。
3. WordPressへ画像をアップロードする
投稿または固定ページで「画像」ブロックを追加し、作成したQRコード画像をアップロードします。
画像のアップロード、サイズ、altなどの基本はWordPressの画像サイズと挿入方法を参考にしてください。
4. QRコードの下にリンク先を説明する
QRコードだけを置くより、「店舗へのアクセス」「資料を見る」など、読み取ると何が開くのかを文章で示します。
Webページ上に表示する場合は、QRコード画像だけでなく通常のテキストリンクやボタンも併設します。PC以外で見ている人はQRコードを読み取らず、そのままリンクを押せます。
方法2|WordPressプラグインでQRコードを生成する
複数ページにQRコードを表示したい、現在ページのURLを自動的にQR化したい場合はプラグインが便利です。
2026年8月13日時点では、WordPress.orgに「Kaya QR Code Generator」などのQRコード生成プラグインが公開されています。
Kaya QR Code Generatorの基本
現行のWordPress.orgページでは、ウィジェットまたはショートコードでQRコードを表示し、任意のテキスト・URLや現在ページURLをコード化できると案内されています。サイズ、誤り訂正レベル、色なども設定できます。
基本の流れは次のとおりです。
- 「プラグイン → 新規追加」でKaya QR Code Generatorを検索する
- インストール・有効化する
- QRコードにするURLまたは現在ページURLを指定する
- サイズや余白などを設定する
- 生成されたショートコードをショートコードブロックへ入れる
- PC・スマートフォンで表示し、別の端末から読み取る
プラグインを使う場合は、公開前に対応WordPress、更新日、ショートコードの仕様を公式ページで確認します。
外部ツールとプラグインはどちらを使う?
用途が1〜数個なら画像作成、ページごとに自動表示したいならプラグインが分かりやすい選び方です。
| 名刺用に1個作る | QR画像を作成して保存 |
|---|---|
| チラシ用に数個作る | QR画像を作成して保存 |
| 各記事に現在URLのQRを自動表示 | プラグイン |
| WooCommerce商品ごとに表示 | 対応プラグインを検討 |
| SVGで印刷用データを作る | SVG出力できる作成ツール |
1個のQRコードのためにプラグインを追加すると、更新対象が増えます。画像で足りる場合はWordPressへ機能を増やさない方が管理は簡単です。
読み取りやすいQRコードにする注意点
QRコードは、見た目より実際に読み取れることが最優先です。
周囲に余白を確保する
QRコードの周囲に文字、枠、写真を近づけすぎないようにします。デンソーウェーブは、QRコードの四辺に4モジュール分の余白が必要と説明しています。
画像をCSSでトリミングしたり、枠いっぱいに配置したりすると、その余白まで切れる可能性があります。
コントラストを確保する
背景とコードの明暗差を大きくします。薄いグレー同士、写真の上、透過背景などでは読み取りにくくなることがあります。
デンソーウェーブの読み取りトラブル解説でも、コード上へ文字や画像を重ねると明暗のコントラストが崩れる可能性が示されています。
小さくしすぎない
読み取り距離、プリンター解像度、QRコードに含む情報量で必要サイズは変わるため、「必ず○cm」と固定するのは適切ではありません。
印刷スペースがあるなら無理に小さくせず、実物サイズで複数のスマートフォンから読み取って確認します。
印刷前にリンク先まで確認する
QRコードを読み取れるだけでは不十分です。
- QRコードを読み取る
- 正しいURLが開く
- HTTPSエラーが出ない
- スマホ表示が崩れない
- 目的の情報がすぐ見つかる
まで確認します。印刷物は公開後に簡単に直せないため、校了前に複数人・複数端末で試すと安全です。
QRコードから開くページを作るポイント
QRコードのリンク先は、トップページである必要はありません。
店舗チラシならアクセス、メニュー、予約など、印刷物の目的と一致するページへ直接つなぎます。
WordPressで店舗サイト全体をどう構成するかはWordPressでホームページを作る方法へ分離します。QRコード側では「読み取った後に迷わないページへ送る」ことだけ意識してください。
キャンペーン終了後にリンク先を変更する可能性がある場合は、印刷するURLの運用も先に決めます。第三者の短縮URLサービスへ依存する場合は、そのサービスが終了したときの影響も考慮します。
よくある質問
通常の投稿編集機能にはQRコード生成専用の標準ブロックはありません。外部ツールでQR画像を作成して画像ブロックへ貼るか、QRコード生成プラグインを利用します。
読み取れる場合は可能ですが、背景とのコントラストを十分に確保し、コード上へ装飾を重ねすぎないようにします。印刷前に複数端末で読み取りテストしてください。
画像として作った静的QRコードは自動では変わりません。古いURLへアクセスするため、印刷前にURLを確定するか、将来変更できる導線を別途設計してください。
まとめ
WordPressでQRコードを使うだけなら、外部ツールでURLをQR画像にしてアップロードする方法が最もシンプルです。多数のページで現在URLを自動生成したい場合は、Kaya QR Code Generatorなどのプラグインを検討できます。
設置時は、QRコード周囲の余白、背景とのコントラスト、表示・印刷サイズを確認し、必ず実物をスマートフォンで読み取ります。QRコードを作ることより、読み取り後に正しいWordPressページへ迷わず到達できることを優先してください。
