「WordPressに目次を入れたいけれど、やり方がわからない」——そんなお悩みをお持ちではありませんか。
記事に目次があると、読者が内容をすぐに把握できるだけでなく、SEOにも良い効果が期待できます。しかし、初めてWordPressを触る方にとっては、どの方法で目次を作ればいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、WordPress制作のプロが、目次を設置する3つの方法を初心者の方にもわかりやすく解説します。おすすめのテーマやプラグインの選び方、目次の効果を高めるコツまで、必要な情報をまとめました。
読み終わる頃には、あなたのサイトに最適な目次の作り方がはっきり見えているはずです。さっそく確認していきましょう。
WordPressの目次とは?設置するメリット4つ
WordPressの目次とは、記事内の見出し(H2やH3)を自動または手動でリスト化し、各見出しへのリンクをまとめた案内表示のことです。
書籍の冒頭にある「もくじ」と同じ役割を果たします。読者は目次を見るだけで記事の全体像を把握でき、気になる箇所にワンクリックで移動できるようになります。
実際の制作現場では、目次があるだけで記事の印象が大きく変わると感じる場面が数多くあります。ここでは、目次を設置する具体的なメリットを4つに分けてお伝えします。
記事の内容をひと目で把握できる
目次の最大のメリットは、記事にどんな情報が書かれているかを一瞬で伝えられる点です。
読者がWebページにたどり着いたとき、最初に知りたいのは「この記事には自分が求めている情報があるか?」ということでしょう。目次があれば、見出しの一覧をざっと見るだけで記事の全体像がわかります。
特にスマートフォンで閲覧する場合、長い記事をすべてスクロールして内容を確認するのは大変です。目次は読者にとっての「地図」のような役割を果たしてくれます。
読みたい箇所にすぐ移動できる
目次の各項目にはページ内リンク(かんたんに言うと、同じページの特定の位置にジャンプできるリンクのこと)が設定されています。
読者が目次の項目をクリックまたはタップすると、該当する見出しの位置まで自動でスクロールします。これにより、読者は自分が必要な情報だけを効率よく読むことができます。
多くの制作案件で見てきた中で、目次のクリック率は想像以上に高いと感じています。読者は記事を最初から順番に読むとは限らないため、目次の利便性は見逃せないポイントです。
検索結果に目次が表示されることがある
WordPressの記事に目次を設置すると、Googleの検索結果ページに目次の項目がリンクとして表示されることがあります。
これはサイトリンク(かんたんに言うと、検索結果に追加表示されるページ内のリンク集のこと)と呼ばれる機能です。通常の検索結果よりも表示面積が大きくなるため、クリック率(CTR)の向上が期待できます。
Googleが自動的に判断して表示するため、必ず表示されるわけではありません。しかし、目次を設置しておくことでサイトリンクが表示される可能性が高まるのは大きなメリットです。
SEOに良い効果が期待できる
目次を設置すること自体が、Googleのランキングを直接押し上げるわけではありません。しかし、目次がもたらすユーザー体験の向上は、間接的にSEO効果につながります。
具体的には、読者が目的の情報にすぐたどり着けることで、ページの滞在時間が伸び、離脱率が下がる傾向があります。Googleはユーザーにとって価値のあるページを高く評価するため、こうしたユーザー行動の改善はSEOにプラスに働くと考えられています。
プロの視点では、目次は「あって当然の機能」として認識されています。目次の設置はSEOのためだけでなく、読者への誠実な情報提供という意味でも重要です。
次に、WordPressで目次を実際に作る3つの方法を見ていきましょう。
WordPressで目次を作る3つの方法
WordPressで目次を作る方法は、大きく分けて3つあります。テーマの標準機能を使う方法、プラグインで自動生成する方法、そしてHTMLで手動作成する方法です。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、以下のとおりです。
| 方法 | 難易度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| テーマの目次機能 | ★☆☆(かんたん) | プラグイン不要で表示速度に影響しにくい | テーマ変更時に目次が消える |
| プラグイン | ★☆☆(かんたん) | テーマに依存せず使える。設定も簡単 | プラグイン数が増える |
| HTML手動作成 | ★★★(上級者向け) | 完全に自由なデザインが可能 | 記事ごとに手作業が必要 |
初心者の方には、テーマの目次機能またはプラグインのどちらかをおすすめします。手動作成はHTMLの知識が必要なため、まずは自動化できる方法から始めるのが安心です。
方法① 目次機能つきのテーマを使う
最もかんたんな方法は、目次機能が標準で備わっているテーマを使うことです。
テーマ(かんたんに言うと、サイト全体のデザインテンプレートのこと)の中には、設定画面から目次の表示をオンにするだけで、記事に自動で目次が挿入されるものがあります。プラグインを追加する必要がないため、サイトの表示速度への影響が最小限で済むのが大きなメリットです。
ただし、将来テーマを変更した場合、目次機能も一緒になくなる点には注意が必要です。テーマに依存する機能であることを理解したうえで選びましょう。
方法② プラグインで自動生成する
テーマに目次機能がない場合は、目次作成プラグインを使う方法が便利です。
プラグイン(かんたんに言うと、WordPressに機能を追加する拡張ツールのこと)をインストールして有効化するだけで、記事内の見出しを自動で読み取り、目次を生成してくれます。
テーマを変更しても目次が維持されるため、汎用性の高さが魅力です。プラグインの種類によって、デザインや設定項目に違いがあるので、後のセクションで詳しく紹介します。
方法③ HTMLで手動作成する
HTMLの知識がある方は、ページ内リンクを使って目次を自分で作ることもできます。
Gutenberg(かんたんに言うと、WordPressの標準エディターのこと)のリストブロックで目次項目を作り、各見出しにHTMLアンカー(かんたんに言うと、ページ内の特定の位置を指定するための識別名のこと)を設定してリンクを結びます。
自由度は高いですが、記事ごとに手作業が必要で、見出しを変更するたびに目次も更新しなければなりません。初心者の方にはあまりおすすめできない方法です。
それでは、目次機能がある人気テーマを具体的に見ていきましょう。
目次機能がある人気テーマ3選
目次機能が標準で備わっているWordPressテーマを3つ紹介します。プラグインを追加せずに目次を表示できるため、サイトの表示速度を重視する方やプラグインを増やしたくない方に向いています。
Cocoon(無料)
Cocoon(コクーン)は、無料テーマの中でも特に高機能で人気があります。
目次機能はデフォルトで搭載されており、WordPress管理画面の「Cocoon設定」→「目次」タブから表示・非表示の切り替えや表示する階層の指定ができます。設定項目がわかりやすく日本語で表示されるため、初心者でも迷いにくいのが特徴です。
無料でここまで充実した目次機能があるテーマはなかなかありません。コストを抑えてWordPressを始めたい方にとって、Cocoonは有力な選択肢と言えるでしょう。


SWELL(有料)
SWELL(スウェル)は、使いやすさとデザイン性の高さで人気の有料テーマです。価格は17,600円(税込・買い切り)です。
SWELLの目次は記事内の最初のH2タグの直前に自動挿入され、カスタマイザー(かんたんに言うと、サイトの見た目を調整する設定画面のこと)から目次のデザインや表示する見出し階層を細かく設定できます。
多くの制作案件で見てきた中で、SWELLの目次機能はプラグイン並みの柔軟性があると感じています。デザインの完成度も高く、テーマ単体で目次の見た目にこだわりたい方におすすめです。


AFFINGER6(有料)
AFFINGER6(アフィンガー6)は、アフィリエイトサイトや企業サイトでの利用実績が豊富な有料テーマです。価格は14,800円(税込・買い切り)です。
AFFINGER6にも目次表示機能が搭載されています。テーマの管理画面から目次の表示設定が可能で、デザインのカスタマイズ性も高いのが特徴です。
ただし、AFFINGER6は設定項目が非常に多いため、初心者の方は最初に戸惑う可能性があります。高度なカスタマイズを将来的に行いたい方に向いているテーマです。
テーマの目次機能がない場合や、テーマに依存しない方法を選びたい場合は、プラグインの活用を検討してみましょう。
おすすめの目次プラグイン3選
WordPressの目次プラグインの中から、初心者でも使いやすく、利用者が多い3つを紹介します。それぞれの特徴を把握して、あなたのサイトに合ったものを選んでください。
| プラグイン名 | 特徴 | 日本語対応 | 更新頻度 |
|---|---|---|---|
| Table of Contents Plus | シンプルな設定で導入しやすい | ○ | やや低め |
| Easy Table of Contents | 設定の自由度が高い | ○ | 高い |
| Rich Table of Contents(RTOC) | 日本製でデザインが豊富 | ◎(日本製) | 高い |
Table of Contents Plus
Table of Contents Plus(TOC+)は、WordPressの目次プラグインとして長年使われてきた定番です。
設定画面がシンプルで、インストール後に基本設定を数か所変更するだけで目次が自動表示されます。表示位置や対象の見出しレベル、デザインの基本的な変更が可能です。
注意点として、最終更新からやや期間が空いている場合があります。プラグインを選ぶ際は、WordPress公式ディレクトリで最終更新日を確認することをおすすめします。
Easy Table of Contents
Easy Table of Contentsは、設定の自由度が高く、現在も定期的にアップデートされているプラグインです。
デザインのカスタマイズ項目が豊富で、目次の色やフォントサイズ、表示する見出し階層などを細かく指定できます。特定の記事だけ目次を表示・非表示にする機能もあるため、運用面での柔軟性が高いのが強みです。
プロの視点では、更新頻度が高いプラグインを選ぶことはセキュリティ面でも重要です。その点でEasy Table of Contentsは安心感があります。
Rich Table of Contents(RTOC)
Rich Table of Contents(RTOC)は、日本の開発者が制作した目次プラグインです。
管理画面がすべて日本語で、おしゃれなデザインテンプレートが複数用意されています。プレビュー機能で設定変更をリアルタイムに確認できるため、「思っていた見た目と違った」という失敗が起きにくい設計です。
日本語環境での使いやすさを重視する方には、RTOCが特におすすめです。
プラグイン選びで失敗しないためのチェックポイント
目次プラグインを選ぶ際は、機能面だけでなく以下の3つも確認しておきましょう。
- 最終更新日:WordPress公式ディレクトリで最終更新日を確認し、1年以上更新がないものは避ける
- 使用中のテーマとの互換性:テーマによってはプラグインとの相性が悪く、デザインが崩れることがある
- 有効インストール数とレビュー:利用者が多くレビュー評価が高いプラグインは、情報も見つかりやすい
実際の制作現場では、プラグインのインストール後にかならずプレビューで表示確認を行います。テーマとの組み合わせによっては、表示が崩れたり、目次が二重に表示されたりするケースがあるためです。
次は、設置した目次の効果をさらに高めるコツを紹介します。
【リンク提案:WordPress公式プラグインディレクトリへの外部リンク】
目次の効果を高める5つのコツ
目次を設置しただけで満足するのはもったいないです。少しの工夫で、読者の利便性とSEO効果をさらに引き上げることができます。
ここでは、プロの現場でも実践されている効果的な目次運用のコツを5つお伝えします。
目次はデフォルトで開いた状態にする
目次は、ページを開いたときに最初から展開された状態にしておくのがおすすめです。
「開閉式」の目次は一見スマートに見えますが、閉じた状態では読者が目次の存在に気づかないことがあります。目次の役割は「記事の全体像をすぐに伝えること」なので、わざわざクリックしないと見えない状態は本末転倒です。
特にスマートフォンでは、小さなトグルボタンが目に入りにくいため、開いた状態をデフォルトにしておきましょう。
表示する階層はH3までにする
目次に表示する見出しは、H2とH3の2階層までにするのが読みやすさの面でベストです。
H4以下まで表示すると目次が非常に長くなり、逆に全体像が把握しにくくなります。目次はあくまで「概要の案内」であるため、細かすぎる項目は省略するほうが読者にとって親切です。
プラグインやテーマの設定画面で、表示する見出し階層を指定できるものがほとんどです。設定を見直してみてください。
見出しは簡潔でわかりやすい表現にする
目次に表示される内容は、記事の見出し(H2・H3)そのものです。つまり、見出しの書き方が目次の見やすさを左右します。
見出しが長すぎたり、抽象的な表現になっていたりすると、読者は目次を見ても記事の内容を想像できません。各見出しは「このセクションに何が書いてあるか」がひと目でわかる表現を心がけましょう。
具体的には、1つの見出しを30文字程度に収めると、スマートフォンでも折り返しが少なく読みやすくなります。
テーマ機能とプラグインの重複に注意する
WordPressで目次を設置するとき、特に注意してほしいのがテーマの目次機能とプラグインの重複です。
テーマに目次機能があるのを知らずにプラグインも導入すると、1つの記事に目次が2つ表示されてしまうことがあります。これは読者にとって混乱の原因になり、ページの見た目も崩れる原因になります。
多くの制作案件で見てきた中で、この重複トラブルは意外と多く発生しています。対処法はシンプルで、テーマの目次機能とプラグインのどちらか一方だけを有効にすることです。
テーマの目次機能を使う場合は、目次プラグインを無効化(または削除)してください。逆にプラグインを使う場合は、テーマの目次設定をオフにしましょう。
目次を最初のH2見出しの前に配置する
目次の表示位置は、記事の最初のH2見出しの直前が最適です。
多くのプラグインやテーマの目次機能でも、この位置がデフォルトに設定されています。導入文の直後に目次が表示されることで、読者は記事を読み始める前に全体像を把握できるのです。
目次を記事の途中や末尾に配置すると、読者が目次にたどり着く前に離脱してしまう可能性があるため、先頭付近への配置をおすすめします。
では最後に、目次に関するよくある質問にお答えします。
WordPressの目次に関するよくある質問
WordPressの目次について、読者の方からよく寄せられる質問にお答えします。
※ このセクションは、FAQ Schema(構造化データ)でマークアップすることを推奨します。
目次が表示されないときはどうすればいい?
目次が表示されない原因として最も多いのは、記事内の見出しタグ(H2・H3など)の数が、プラグインやテーマの「表示条件」に満たしていないケースです。
たとえば、プラグインの設定で「見出しが4つ以上あるときに表示」と指定されている場合、見出しが3つ以下の記事では目次が自動表示されません。まずは設定画面で表示条件を確認しましょう。
そのほかの原因としては、テーマとプラグインの相性(互換性)の問題や、プラグインのバージョンが古い場合があります。プラグインとWordPress本体を最新バージョンに更新し、それでも解消しない場合はテーマのサポートに問い合わせるのが確実です。
目次プラグインとテーマの目次機能はどちらがおすすめ?
結論から言うと、今使っているテーマに目次機能があれば、まずはテーマ機能を使うのがおすすめです。
テーマの目次機能はテーマとの相性問題が発生しにくく、プラグインを増やさないためサイトの表示速度にも影響しにくいというメリットがあります。
一方、テーマに目次機能がない場合や、テーマを将来変更する予定がある場合は、プラグインが安心です。プラグインならテーマに依存せず目次を維持できます。
目次はSEOに直接効果がある?
目次の設置自体は、Googleのランキング要因に直接含まれているわけではありません。
ただし、目次があることで読者の利便性が向上し、ページの滞在時間が伸びたり、検索結果にサイトリンクが表示されてクリック率が上がったりする間接的な効果が期待できます。
SEOは直接的な要因だけで決まるものではありません。読者のためになる施策を積み重ねることが、結果として検索順位の向上につながるとプロの視点では考えています。
まとめ
この記事では、WordPressの目次の作り方について、初心者の方にもわかりやすく解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。
- 目次は読者の利便性とSEOの両方に良い効果がある
- 目次を作る方法は3つ(テーマ機能・プラグイン・手動)あり、初心者にはテーマ機能またはプラグインがおすすめ
- 目次機能つきの人気テーマにはCocoon・SWELL・AFFINGER6がある
- おすすめプラグインにはTable of Contents Plus・Easy Table of Contents・RTOCがある
- テーマ機能とプラグインの重複に注意し、どちらか一方だけを有効にする
目次の設置は、WordPressサイト運営の基本的な施策の一つです。しかし、テーマ選びやプラグインの設定、サイト全体のSEO設計を含めて考えると、判断に迷う場面も出てくるのではないでしょうか。
プロに相談することで、テーマ選定からプラグイン設定、記事構成まで一貫したアドバイスが受けられます。実際の制作現場では、目次の設定一つをとっても、サイト全体の戦略と合わせて最適な方法を選ぶことが重要だと日々感じています。
「自分のサイトにはどの方法が合っているのだろう?」と少しでも迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。小さな疑問でも歓迎です。あなたのWordPressサイト運営を、プロの視点からサポートいたします。
