Contact Form 7とは?WordPressにお問い合わせフォームを設置する方法と使い方

Contact Form 7とは?WordPressにお問い合わせフォームを設置する方法と使い方

WordPressでホームページを作ったものの、「お問い合わせフォームってどうやって設置するの?」と悩んでいませんか。初めてのHP制作では、フォームの設置でつまずく方がとても多いです。お問い合わせフォームは、お客様との大切な接点になる機能だからこそ、正しく設置しておきたいですよね。

この記事では、WordPress制作のプロが、Contact Form 7(かんたんに言うと、WordPressにお問い合わせフォームを追加できる無料プラグインのこと)の使い方を初心者の方にも分かりやすく解説します。インストールからフォーム作成、自動返信メールの設定、スパム対策まで、ひと通りの手順をお伝えしていきます。

読み終わる頃には、あなたのWordPressサイトにお問い合わせフォームを設置するための具体的な手順がはっきり分かるはずです。難しい専門知識は必要ありませんので、安心して一緒に進めていきましょう。それではさっそく解説を始めます。

この記事を書いた人

Webデザイナー・Webコンサルタント
Web制作会社、Web担当者を経て独立。17年以上の実務経験で培った制作スキルとSEOノウハウを活かし、現在はSTARRY代表としてWordPressサイト制作・集客サポートを提供。ランサーズ認定ランサー。ランキング上位受賞多数。

目次

Contact Form 7とは?基本と特徴を解説

Contact Form 7とは、WordPressにお問い合わせフォームを設置できる無料のプラグインです。世界中で広く使われており、日本語にも対応しています。

このプラグインが選ばれている理由は大きく3つあります。まず、「無料で使える」という点です。お問い合わせフォームの設置にお金をかける必要がありません。次に、「操作がシンプル」であることです。専門的なプログラミング知識がなくても、管理画面から項目を設定するだけでフォームが完成します。そして、「カスタマイズの幅が広い」点も魅力でしょう。テキスト入力欄やチェックボックス、ドロップダウンメニューなど、さまざまな入力項目を自由に追加できます。

実際の制作現場では、企業のホームページや個人サイトを問わず、Contact Form 7はお問い合わせフォームの定番プラグインとして広く採用されています。日本製のプラグインであるため、管理画面やドキュメントが日本語で用意されている点も、初めての方には安心材料になるでしょう。

ただし、知っておきたい注意点もあります。Contact Form 7単体では「確認画面の表示」や「送信データの保存」はできません。これらの機能が必要な場合は、別のプラグインを追加して対応する形になります。この点については、後ほどくわしくご紹介します。

それでは、さっそくContact Form 7のインストール方法から見ていきましょう。

Contact Form 7の使い方:インストールから設置までの手順

Contact Form 7でお問い合わせフォームを設置する手順は、大きく分けて5つのステップで進めます。順番に沿って作業すれば、初めての方でも問題なく完了できます。

プラグインのインストールと有効化

まず、WordPressの管理画面にログインしてください。左側メニューの「プラグイン」から「新規追加」を選びます。

画面右上の検索窓に「Contact Form 7」と入力すると、富士山のアイコンが目印のプラグインが表示されます。作者名が「Takayuki Miyoshi」と表示されているものが正規のプラグインです。「今すぐインストール」をクリックし、インストールが完了したら「有効化」ボタンを押してください。

有効化が完了すると、管理画面の左側メニューに「お問い合わせ」という項目が新しく追加されます。これでインストール作業は完了です。

フォームの新規作成と項目設定

管理画面の「お問い合わせ」から「新規追加」をクリックしてください。フォームの編集画面が開きます。

初期状態で、すでに「氏名」「メールアドレス」「題名」「メッセージ本文」「送信ボタン」が設定済みです。基本的なお問い合わせフォームであれば、この初期設定のままでも十分に使えるでしょう。

項目を追加したい場合は、フォーム編集エリアの上にあるボタンを活用してください。たとえば「電話番号」の入力欄を追加するには「tel」ボタンをクリックします。表示されるダイアログで項目名を設定し、「タグを挿入」を押すだけで完了です。

追加できる主な項目は次のとおりです。

  • テキスト入力(氏名・会社名など)
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • URL
  • 日付
  • テキストエリア(長文入力)
  • ドロップダウンメニュー
  • チェックボックス
  • ラジオボタン
  • ファイルアップロード
  • 承諾確認チェックボックス

プロの視点では、お問い合わせフォームの項目は「必要最低限」にとどめることをおすすめします。項目が多すぎると、入力の手間を感じて途中で離脱してしまう方が増えるためです。まずは「氏名」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」の3項目から始めるのがよいでしょう。

自動返信メールの設定

自動返信メール(かんたんに言うと、フォーム送信後にお客様へ自動的に届くメールのこと)を設定しておくと、送信者は「ちゃんと届いた」と安心できます。

フォーム編集画面の「メール」タブを開いてください。上部にある「メール」の設定は、サイト管理者であるあなたに届く通知メールの設定です。送信先やメールの件名、本文の内容を確認しましょう。

お客様への自動返信メールを設定するには、画面の下の方にある「メール (2) を使用」にチェックを入れます。チェックを入れると、2つ目のメール設定欄が表示されます。

メール (2) の設定では、以下の点を確認してください。「送信先」には送信者のメールアドレスを示すタグ(初期状態で設定済み)が入っています。「題名」には「お問い合わせありがとうございます」など、分かりやすい件名を設定します。「メッセージ本文」には、受付完了の旨と送信内容の控えを記載するとよいでしょう。

多くの制作案件で見てきた中で、自動返信メールの設定漏れはよくあるトラブルの一つです。フォームを公開する前に必ず設定を完了させておきましょう。

お問い合わせページの作成とフォーム設置

フォームの設定が完了したら、次はそのフォームをページに設置します。

フォーム編集画面の上部に表示されているショートコード(かんたんに言うと、フォームを呼び出すための短い専用コードのこと)をコピーしてください。角括弧で囲まれた「contact-form-7」から始まるコードです。

次に、管理画面の「固定ページ」から「新規追加」をクリックします。ページタイトルに「お問い合わせ」と入力し、本文エリアにコピーしたショートコードを貼り付けます。ブロックエディタを使っている場合は、「ショートコード」ブロックを追加してからコードを貼り付けてください。

ページを公開すれば、お問い合わせフォームの設置は完了です。

動作確認を忘れずに行う

フォームを設置したら、「必ず自分でテスト送信を行う」ことが大切です。この動作確認を省略すると、お客様からのお問い合わせを受け取れないまま気づかないという事態になりかねません。

確認するポイントは3つです。まず、フォームがページ上で正しく表示されているかを確認します。次に、実際にテスト内容を入力して送信ボタンを押します。最後に、管理者宛の通知メールと、送信者(テストではご自身)宛の自動返信メールが両方届いているかを確認してください。

もしメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダも確認してみてください。メールが届かない問題への対処法は、この後のセクションで解説します。

ここまでで基本的なフォーム設置は完了です。続いて、フォームをより便利にするカスタマイズ方法を見ていきましょう。

Contact Form 7のカスタマイズ方法

基本のフォームが完成したら、必要に応じてカスタマイズを加えることで、より使いやすいフォームに仕上がります。ここでは、初心者の方でも取り組みやすいカスタマイズをご紹介しましょう。

フォーム項目の追加と必須設定

フォーム編集画面で各ボタン(テキスト、メール、電話番号など)をクリックすると、項目の追加が可能です。追加時に「項目タイプ」で「必須項目」にチェックを入れると、その項目が未入力のまま送信できないように制限がかかります。

たとえば、お問い合わせの種類を選んでもらいたい場合は「ドロップダウンメニュー」が便利です。ダイアログで選択肢を1行ずつ入力し、タグを挿入するだけで設定できます。「ラジオボタン」や「チェックボックス」も同じ要領で追加できるでしょう。

ファイルアップロード機能にも対応しています。見積もり依頼などで資料を添付してもらいたい場合に便利でしょう。ただし、ファイルサイズの上限や受け付けるファイル形式は、ダイアログ内で適切に設定してください。

完了メッセージの変更

フォーム送信後に表示されるメッセージは、「メッセージ」タブから変更できます。初期設定では「ありがとうございます。メッセージは送信されました。」と表示されますが、よりていねいな文面に変更するとお客様に好印象を与えられます。

たとえば「お問い合わせありがとうございます。内容を確認のうえ、2営業日以内にご連絡いたします。」のように、返信の目安を伝えると親切です。

エラー時のメッセージも同じタブで変更できます。「入力内容に問題があります」という表示では何が問題か分かりにくいため、より具体的なメッセージに書き換えることを検討してみてください。

デザインのカスタマイズ(CSS)

Contact Form 7のフォームデザインは、初期状態ではシンプルな見た目です。サイトのデザインに合わせて見た目を整えたい場合は、CSS(かんたんに言うと、ウェブページの見た目を装飾するための言語のこと)を使って調整します。

CSSの編集は、WordPress管理画面の「外観」→「カスタマイズ」→「追加CSS」から行えます。入力欄の幅を広げたり、送信ボタンの色を変えたり、枠線のスタイルを調整したりすることが可能です。

実際の制作現場では、CSSによるデザイン調整はフォームの使いやすさに直結します。とくに「送信ボタンを目立つ色にする」「入力欄の高さを十分に確保する」の2点を意識するだけで、フォームの見た目が大きく改善されます。

CSS の記述が難しいと感じる場合は、無理をせずそのままでも問題ありません。フォームの機能自体は初期デザインでも正常に動作します。

次に、Contact Form 7をさらに便利にする関連プラグインをご紹介していきましょう。

Contact Form 7をさらに便利にするおすすめプラグイン

Contact Form 7は単体でも十分に機能しますが、関連プラグインを追加することで足りない機能を補えます。ここでは、多くの制作案件で実際に活用されている定番のプラグインをご紹介しましょう。

確認画面を追加する「Contact Form 7 Multi-Step Forms」

日本のホームページでは、送信前に入力内容を確認できる画面があると安心感が高まるものです。Contact Form 7 Multi-Step Formsを使うと、送信前の確認画面とサンクスページ(かんたんに言うと、送信完了後に表示される「ありがとうございました」のページのこと)を設定できるようになります。

なお、以前よく使われていた「Contact Form 7 add confirm」というプラグインは開発が終了しているため、現在は使用を避けてください。代わりに「Contact Form 7 Multi-Step Forms」を選ぶのが安全です。

条件分岐ができる「Conditional Fields for Contact Form 7」

「お問い合わせの種類によって、表示する項目を切り替えたい」という場合に役立つプラグインです。たとえば「お見積もり依頼」を選んだときだけ「予算」の入力欄を表示する、といった条件分岐(かんたんに言うと、選択内容に応じてフォームの表示が変わる仕組みのこと)が設定できます。

フォームの項目が多い場合でも、回答内容に応じて不要な項目を非表示にできます。送信者が「自分に関係ない質問」に迷わなくなるため、入力の負担を軽減できるでしょう。設定方法もフォーム編集画面から直感的に操作でき、プログラミングの知識は不要です。

送信データを保存する「Flamingo」

Contact Form 7の注意点として、フォームから送信された内容はメールでのみ確認できるという点があります。つまり、メールを見逃したり削除してしまうと、データが失われるリスクがあるのです。

Flamingoを導入すると、送信されたデータがWordPressの管理画面内に保存されます。メールの不達やうっかり削除に備えるバックアップとして、「Flamingoの導入はほぼ必須」とプロの視点では考えています。インストールするだけで自動的にデータの記録が始まるため、設定も簡単です。

スパム対策に効果的な「reCAPTCHA」

お問い合わせフォームを設置すると、残念ながらスパム(迷惑メール)が届くことがあります。この対策として効果的なのが、GoogleのreCAPTCHA(かんたんに言うと、人間とロボットを自動で判別して迷惑送信をブロックする仕組みのこと)です。

Contact Form 7はreCAPTCHA v3に標準で対応しています。Google reCAPTCHAのサイトでAPIキーを取得し、WordPress管理画面の「お問い合わせ」→「インテグレーション」から設定するだけで導入が完了します。

スパム対策をしないまま運用すると、大量の迷惑メールに本当のお問い合わせが埋もれてしまう可能性があるため注意が必要です。フォーム公開前にreCAPTCHAを設定しておきましょう。

続いて、Contact Form 7でよくあるトラブルとその解決方法を確認しておきましょう。

Contact Form 7でメールが届かないときの原因と対処法

Contact Form 7を設置した後に最も多いトラブルが、「メールが届かない」という問題です。原因を知っておけば、落ち着いて対処できます。

設定ミスを確認する

まず確認すべきは、フォーム編集画面の「メール」タブの設定内容です。「送信先」のメールアドレスが正しいか、タイプミスがないかを見直してください。

とくに注意したいのが、「送信元」の設定です。送信元のメールアドレスのドメイン(かんたんに言うと、メールアドレスの@以降の部分のこと)が、サイトのドメインと一致していないとメールが正しく送信されないことがあります。たとえば、サイトのドメインが「example.com」であれば、送信元も「〇〇@example.com」に合わせるのが安全です。

迷惑メールフォルダを確認する

メールが届いていないように見えても、実際には迷惑メールフォルダに振り分けられているケースは非常に多いです。GmailやOutlookなどのメールサービスの迷惑メールフォルダを確認してみてください。

迷惑メール判定を受けやすい原因としては、送信ドメイン認証(SPF・DKIM)が設定されていないことが挙げられます。ご利用のレンタルサーバーの管理画面で、これらの認証設定が有効になっているかを確認しましょう。

WP Mail SMTPプラグインを導入する

上記の対処で解決しない場合は、WP Mail SMTPプラグインの導入を検討してください。このプラグインは、WordPressのメール送信方式をSMTP(かんたんに言うと、メールを確実に届けるための通信方式のこと)に変更するものです。

WordPressの標準的なメール送信方式(PHP mail関数)は、サーバー環境によっては正常に動作しないことがあります。WP Mail SMTPを導入すると、GmailやSendGridなどの外部メールサービスを経由して送信できるようになり、「メール到達率が大幅に改善される」ケースが多いです。

多くの制作案件で見てきた中で、Contact Form 7のメール不達はこのSMTP設定で解決することがほとんどです。メールが届かないトラブルに悩んでいる方は、まずWP Mail SMTPを試してみてください。

メール送信ログで原因を切り分ける

WP Mail Loggingなどのプラグインを使うと、WordPressから送信されたメールの記録(ログ)を確認できます。メールが「送信自体されていないのか」「送信はされているが届いていないのか」を切り分けることで、適切な対処法が見えてくるでしょう。

先ほど紹介したFlamingoも、フォームの送信データを管理画面に残してくれるため、送信の成否を確認する手段として活用できます。

次は、Contact Form 7に関するよくある質問をまとめてお答えします。

Contact Form 7に関するよくある質問

Contact Form 7で確認画面やサンクスページは作れる?

Contact Form 7の標準機能だけでは、送信前の確認画面やサンクスページの表示はできません。この機能を追加するには「Contact Form 7 Multi-Step Forms」プラグインを導入してください。確認画面とサンクスページの両方を設定できるようになります。サンクスページを用意しておくと、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールでお問い合わせの完了数を正確に計測できるメリットもあるため、ビジネスサイトでは設定しておくのがおすすめです。

自動返信メールはどうやって設定する?

フォーム編集画面の「メール」タブを開き、画面下部の「メール (2) を使用」にチェックを入れると、送信者への自動返信メールが有効になります。件名や本文を適切に設定し、送信テストで正しく届くことを確認してください。件名には「お問い合わせを受け付けました」など、一目で内容が分かる表現を使うのがポイントです。本文には、お客様が送信した内容の控えを含めておくと親切な印象を与えられるでしょう。返信の目安(例:2営業日以内)もあわせて記載しておくと安心感が高まります。

Contact Form 7は無料で使える?

はい、Contact Form 7は完全に無料で利用できます。WordPress公式プラグインディレクトリからインストールでき、有料版やサブスクリプションプランはありません。フォームの作成数にも制限がないため、複数のお問い合わせフォームを設置する場合でも追加費用は不要です。確認画面の追加や条件分岐など拡張機能が必要な場合は、別のプラグイン(一部有料のものもあります)と組み合わせて対応する形になります。

スパム対策はどうすればいい?

Google reCAPTCHA v3の導入が最も効果的です。Contact Form 7の管理画面の「インテグレーション」から、Googleで取得したAPIキーを入力するだけで設定が完了します。reCAPTCHA v3はユーザーの操作を妨げずにロボットを判別するため、送信者に余計な手間をかけません。それでもスパムが届く場合は、Akismetプラグインの併用や、ハニーポット方式(見えない入力欄を設置してロボットを検知する方法)での対策を追加で検討してください。

フォームが表示されない場合はどうすればいい?

フォームが表示されない主な原因は、ショートコードの貼り付けミスか、プラグインの競合です。まずショートコードが正しくコピーされているかを確認してください。角括弧が欠けていたり、余分なスペースが入っていたりすると正常に動作しません。問題がない場合は、他のプラグインを一時的にすべて無効化して、Contact Form 7だけ有効にした状態で表示されるかをテストしてみましょう。表示された場合は、プラグインを一つずつ有効化していくことで、競合の原因を特定できます。

ここまで、Contact Form 7についてひと通り解説してきました。最後に要点を振り返りましょう。

まとめ

この記事では、WordPressのお問い合わせフォームプラグイン「Contact Form 7」について、インストールからフォーム作成、自動返信メール、スパム対策まで解説しました。

Contact Form 7は無料で使えるうえに日本語対応もしっかりしており、初めてお問い合わせフォームを設置する方にとって安心できるプラグインです。基本的なフォームであれば、インストール後すぐに使い始めることができます。

運用においては、Flamingoによる送信データの保存、reCAPTCHAによるスパム対策、そしてWP Mail SMTPによるメール到達率の改善が重要なポイントになります。これらの関連プラグインもあわせて導入しておくと、フォームをより安全で確実に運用できるでしょう。

お問い合わせフォームはホームページとお客様をつなぐ大切な窓口です。この記事の手順を参考に、ぜひあなたのWordPressサイトにも設置してみてください。

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