WordPressにXを埋め込む方法(初心者向け)タイムライン連携も解説!

「自分のWordPressサイトにもっとX(旧Twitter)の情報を活用したいけど、どうやって埋め込めばいいの?」「Xのタイムラインをブログに表示して、もっと読者と繋がりたい…」そんなお悩みやご要望をお持ちではありませんか?Xはリアルタイムな情報発信・収集ツールとして非常に強力ですが、そのコンテンツをWordPressサイトに効果的に埋め込むことで、サイトの価値をさらに高めることができます。しかし、Xの仕様変更などで情報が古くなっていることも多く、初心者の方には少し難しく感じるかもしれません。ご安心ください。

この記事では、WordPressサイト制作実績500件以上、多くのクライアント様のSNS連携をお手伝いしてきた経験豊富なWeb制作者が、現在のXの仕様に対応した埋め込み方法を、プラグインを使う場合・使わない場合の両面から徹底解説します。単に表示させるだけでなく、タイムラインの連携やカスタマイズ、万が一のトラブル対処法まで、この記事を読めばX埋め込みの全てが分かります。あなたのWordPressサイトを、Xとの連携でさらに魅力的なものにしていきましょう。

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この記事を書いた人

Webデザイナー・Webコンサルタント
Web制作会社、Web担当者を経て独立。16年以上の実務経験で培った制作スキルとSEOノウハウを活かし、現在はSTARRY代表としてWordPressサイト制作・運用サポートを提供。ランサーズ認定ランサー。ランキング上位受賞多数。

目次

WordPressにX(旧Twitter)を埋め込む基礎知識

X(旧Twitter)の埋め込みを始める前に、まずは基本的な知識と、なぜそれが有効なのかを理解しておきましょう。

なぜWordPressサイトにXの投稿を埋め込むのか?メリット解説

WordPressサイトにXの投稿を埋め込むことには、多くのメリットがあります。これらを理解することで、より戦略的にXを活用できるようになります。

サイトコンテンツの充実と最新情報の発信

Xに投稿したリアルタイムな情報やフォロワーの反応などをサイト内に表示することで、コンテンツの鮮度と情報量を手軽に増やすことができます。特に速報性が求められる情報や、日常的なちょっとした発信をサイト訪問者にも届けたい場合に有効です。例えば、イベントの告知や感想、新商品に関するユーザーの声などをタイムリーに共有できます。

訪問者のエンゲージメント向上と滞在時間増加

関連性の高いXの投稿が記事内にあれば、訪問者はその場でXのコンテンツを閲覧・操作(いいね、リポストなど)でき、サイト内での滞在時間が延びる効果が期待できます。また、X上で活発にコミュニケーションを取っている様子をサイトで見せることで、親近感や信頼感が増し、コメントや問い合わせといった次のアクションにも繋がりやすくなります。

SNSとウェブサイトの連携強化による相乗効果

WordPressサイトとXアカウントを連携させることで、双方のプラットフォームへのトラフィックを促進できます。サイト訪問者があなたのXアカウントを知りフォローするきっかけになったり、逆にXのフォロワーがより詳細な情報を求めてサイトを訪れたりする、といった好循環を生み出せます。これは、ブランド認知度の向上やコミュニティ形成にも大きく貢献します。私自身、クライアント様のサイトでXのタイムラインを効果的に埋め込んだ結果、サイト経由でのフォロワー増加や、X上でのサイト記事の言及が増えるケースを何度も見てきました。

X埋め込みの主な種類とそれぞれの特徴

XのコンテンツをWordPressに埋め込む際には、いくつかの種類があります。目的に応じて最適なものを選びましょう。

単一ツイートの埋め込み

特定のツイートを選んで、記事やページ内にピンポイントで表示する方法です。引用したい発言や、特に注目してほしい情報がある場合に便利です。画像や動画が含まれるツイートもそのまま表示できます。

プロフィールタイムラインの埋め込み

特定のアカウントが行った最近の投稿一覧(タイムライン)を表示します。企業や個人の公式アカウントの最新情報をまとめて見せたい場合に適しています。サイト訪問者は、その場で最新の活動状況を把握できます。

リストタイムラインの埋め込み

作成したXのリスト(特定のアカウント群をまとめたもの)のタイムラインを表示します。例えば、業界の専門家リストや、関連サービスのアカウントリストなどをサイトで共有する際に役立ちます。

ハッシュタグ・検索結果の埋め込み(現在の可否と代替案)

特定のハッシュタグがついた投稿や、キーワード検索結果のタイムラインを埋め込む機能は、過去には公式ウィジェットで提供されていましたが、現在ではX側の仕様変更により、以前のような簡単な方法では難しくなっています。一部の高機能なサードパーティ製プラグインでは対応している場合もありますが、安定性やXの規約を考慮する必要があります。代替案としては、関連性の高い単一ツイートを複数埋め込む、または特定のリストを作成してそのタイムラインを埋め込むなどの方法が考えられます。

X埋め込みにおける近年の主な変更点と注意点(API関連など)

X(旧Twitter)は、APIの仕様変更や有料化、埋め込み機能に関するポリシーの変更が度々行われています。特に2023年以降、無料APIへのアクセス制限が厳しくなったことにより、多くのサードパーティ製ツールやプラグインが影響を受けました。 主な注意点として、まずAPIキーの取得と設定が挙げられます。一部のプラグインではXのAPIキー(現在は有料プランが主)の取得と設定が必要になる場合があり、無料版のAPIアクセスでは表示情報に制限があったり更新頻度が遅かったりすることがあります。

次に、公式ウィジェットの変更・廃止です。過去に提供されていた公式の埋め込みウィジェットは機能が縮小または終了しているため、古い情報に基づく設定は失敗する可能性が高いです。また、プラグインの対応状況も重要で、使用するプラグインが最新のX API仕様に対応し、定期的にアップデートされているかを確認する必要があります。長期間更新されていないプラグインはリスクが伴います。最後に、表示制限です。X側のポリシーにより、一度に表示できるツイート数や取得情報に制限がかかることがあり、特に無料の手段ではこの傾向が顕著です。 これらの変更点を踏まえ、本記事では2025年現在の状況に基づいた、比較的安定して利用できる方法を中心に解説します。

プラグインなしでX公式機能でWordPressに埋め込む方法

まずは、WordPressの標準機能やXが提供する基本的な機能を使って、プラグインなしでXのコンテンツを埋め込む方法を見ていきましょう。手軽に試せる反面、カスタマイズ性には限りがあります。

Xの単一ツイートを埋め込む手順(ブロックエディタ・クラシックエディタ)

特定のツイートを記事内に表示するのは比較的簡単です。

Xで埋め込みたいツイートのURLを取得する

まず、埋め込みたいXのツイートを開き、ブラウザのアドレスバーに表示されているURLをコピーします。または、ツイートの共有アイコン(上向き矢印のアイコンなど)から「ツイートへのリンクをコピー」を選択します。

ブロックエディタでの埋め込み方(Xブロックまたは埋め込みブロックの利用)

WordPressのブロックエディタ(Gutenberg)を使用している場合、Xブロックまたは汎用埋め込みブロックを利用できます。 Xブロックの利用手順としては、投稿編集画面で「+」アイコンから「X」ブロックを選択し、コピーしたツイートURLを貼り付けて「埋め込み」をクリックします。 汎用埋め込みブロックの利用手順では、「埋め込み」ブロックを選択し、同様にURLを貼り付けて「埋め込み」をクリックします。WordPressが自動的にXツイートとして認識しプレビュー表示します。この方法はoEmbedという標準技術を利用しています。

クラシックエディタでの埋め込み方(テキストモードでのコード貼り付け)

クラシックエディタを使用している場合は、Xから提供される埋め込みコードを利用します。埋め込みたいツイートの「・・・」(もっと見る)アイコンから「ポストを埋め込む」メニューを選択し、表示された埋め込みコードをコピーします。その後、WordPress投稿編集画面の「テキスト」タブに切り替え、コピーしたコードを貼り付けます。

Xのタイムラインを埋め込む手順(現在の公式提供状況と代替手段)

以前はXが公式に提供していた埋め込みウィジェット作成ツールで簡単にタイムラインを生成できましたが、現在はその機能が大幅に縮小・変更されています。プラグインなしでタイムラインを柔軟に埋め込むのは難しくなっています。

過去の埋め込みウィジェットと現在の状況の変化

Xの公式ドキュメントやヘルプを参照しても、以前のような手軽なタイムライン埋め込みウィジェットの提供は見つけにくくなっています。単一ツイートの埋め込みはoEmbed経由で比較的安定していますが、タイムラインに関しては状況が流動的です。

X Publishサイトの代替としてのoEmbedの活用やその他手段

限定的ですが、XのプロフィールURL(例: https://x.com/ユーザー名)をWordPressの埋め込みブロックにペーストすることで、最新の数件のツイートが表示される場合があります。ただし、表示される件数やデザインのカスタマイズはほとんどできません。これはWordPressのoEmbed機能がXのプロフィールURLを解釈しようとする試みですが、公式に保証されたタイムライン埋め込み方法とは言えません。X Pro(旧TweetDeck)でカラムを作成し埋め込む機能も過去にはありましたが、現在では提供されていないか非常に限定的です。 現状、プラグインなしで満足のいくタイムライン埋め込みを実現するのは困難なため、より多くの機能や安定性を求める場合は、次に紹介するプラグインの利用を検討するのが現実的です。

プラグインなしでの埋め込みカスタマイズの限界とポイント

プラグインを使用しない場合、埋め込みツイートの見た目を細かくカスタマイズするのは難しいです。幅と高さは、埋め込まれたツイートが基本的にはレスポンシブに動作し、表示されるカラムの幅に自動調整されますが、高さを直接指定する簡単な方法はありません。テーマ(ライト/ダーク)については、サイト訪問者のOS設定やX側の設定に依存して表示されることがあり、サイトデザインとの統一が難しい場合があります。タイムラインの場合の表示件数もコントロールできません。CSSを自分で記述してある程度の調整を試みることはできますが、専門知識も必要で、X側のHTML構造変更に影響される可能性があります。

プラグインを使用してWordPressにXをより柔軟に埋め込む方法

Xのコンテンツ、特にタイムラインをWordPressに埋め込み、さらに細かくカスタマイズしたい場合は、専用のプラグインを利用するのが最も効果的で安定した方法です。

X埋め込みにおすすめのWordPressプラグインとその選定ポイント

多くのX埋め込みプラグインが存在しますが、選ぶ際にはいくつかの重要なポイントを考慮しましょう。

プラグイン選定で重視すべきこと(更新頻度、評価、機能性、X APIへの対応など)

プラグインを選定する際には、まず最終更新日と対応WordPressバージョンを確認し、定期的にメンテナンスされているかを見ます。次に、他のユーザーからの評価とレビュー、そしてアクティブインストール数も参考になります。また、自分の目的に合った機能性(タイムラインの種類、カスタマイズオプション、表示形式など)を備えているかを確認します。さらに、最新のX API仕様に準拠しているか、APIキーの設定が必要な場合その手順が明確かも重要です。最後に、問題が発生した際のサポート体制(フォーラムの活発さなど)も考慮に入れると良いでしょう。

代表的なX埋め込みプラグインの紹介(Custom Twitter Feeds, WP Twitter Feedsなど)

上記選定ポイントを踏まえると、例えばCustom Twitter Feeds (Smash Balloon Social Post Feed) は非常に人気が高く高機能です。無料版でも基本的なタイムライン埋め込みやカスタマイズが可能で、有料版ではさらに多くの機能が利用できます。X APIの変更にも比較的迅速に対応している実績があります。 また、WP Twitter Feeds (Recent Tweets Widget) は、シンプルな設定で最近のツイートを表示できる軽量なプラグインで、ウィジェットとして手軽に導入したい場合に便利です。 その他にも多くのプラグインが存在するため、「WordPress Plugin Directory」で「Twitter Feed」や「X Feed」といったキーワードで検索し、最新情報を元に選定することが重要です。私自身もプロジェクトごとにこれらの情報を必ずチェックしています。

主要プラグインを使ったXタイムラインの埋め込みと連携手順

ここでは、例として「Custom Twitter Feeds (Smash Balloon Social Post Feed)」を使った基本的な設定の流れを紹介します。

Custom Twitter Feeds (Smash Balloon) を使った設定例(アカウント連携、表示設定、表示方法)

まず、WordPress管理画面からプラグインをインストールし有効化します。次に、プラグインの設定画面から画面の指示に従ってXアカウントを連携します。多くの場合、Xの認証画面で許可を与えることで連携が完了します。 アカウント連携後、ユーザータイムラインなどのフィードの種類を選択し、「カスタマイズ」セクションでレイアウト、表示ツイート数、配色などを細かく表示設定します。 設定が完了すると、プラグインが生成するショートコードを投稿や固定ページに貼り付けるか、専用のウィジェットをサイドバーなどに追加することでタイムラインを表示できます。

他のプラグインでの特徴的な機能や設定方法の比較

他のプラグイン、例えば「WP Twitter Feeds」は、よりシンプルな設定項目で、ウィジェットエリアへの表示に特化していることが多いです。多くのカスタマイズが不要で手軽に最新ツイートを表示させたい場合はこうした軽量プラグインも選択肢になります。求める機能と使いやすさのバランスで選ぶと良いでしょう。

プラグイン利用時のメリット・デメリットと注意点

プラグインを利用することには多くの利点がありますが、いくつか注意すべき点もあります。

プラグイン利用の主なメリット(簡単設定、豊富なカスタマイズ、API対応の安定性など)

プラグインを利用する主なメリットとしては、専門知識がなくても設定可能な簡単な設定、サイトのデザインや目的に合わせて細かく調整できる豊富なカスタマイズオプション、XのAPI仕様変更にも追随してくれることによるAPI対応の安定性、スマートフォンなどでも適切に表示されるレスポンシブ対応、そしてプラグインならではの追加機能(ハッシュタグフィードなど)が挙げられます。

プラグイン利用のデメリットと注意点(サイト速度への影響、プラグイン依存など)

一方、デメリットとしては、高機能なプラグインや外部通信が多いプラグインはサイト速度への影響可能性が考えられます。また、特定のプラグインに機能が依存してしまうプラグイン依存、稀に起こるプラグイン同士の競合、そして古いバージョンや信頼性の低いプラグインが持つセキュリティリスクも注意点です。これらに対しては、キャッシュ機能や遅延読み込みの活用、信頼できるプラグインの選定と定期的なアップデートが対策となります。 私の経験上、信頼性が高く、定期的にアップデートされている主要なプラグインを選べば、デメリットよりもメリットの方が大きいことが多いですが、プラグインの数は最小限に保つという基本も大切です。

X埋め込みの表示を最適化するカスタマイズ術

Xのコンテンツを埋め込んだら、次はサイトのデザインやユーザー体験に合わせて表示を最適化しましょう。

埋め込み幅や高さの調整方法

埋め込みコンテンツのサイズは、サイトのレイアウトに大きく影響します。

CSSを使った基本的な調整とプラグイン設定でのレスポンシブ対応

プラグインを使わずに埋め込みコードを直接貼り付けた場合、埋め込み要素を囲むdivタグなどにCSSでmax-widthを指定することで最大幅をコントロールできます。例えば、.twitter-embed-wrapper { max-width: 550px; margin: 0 auto; } のようなCSSをWordPressの「追加CSS」に記述します。ただし、これはX側のHTML構造に依存するため万能ではありません。 多くのプラグインでは、設定画面で幅や高さを「100%」や「auto」と指定することで、親要素の幅に合わせて自動調整されるレスポンシブな表示が簡単に実現できます。

表示件数やデザイン(ライト/ダークテーマなど)の変更

タイムラインの見た目も重要です。

プラグインごとのカスタマイズオプションの活用

Smash Balloonのような高機能プラグインでは、表示するツイートの最大数、アバター画像の表示/非表示、投稿日時のフォーマット、リンクの色、背景色、文字色などを細かく設定できます。ライトテーマ、ダークテーマの切り替えや、サイトの配色に合わせたカスタムテーマを作成できるものもあります。これらの設定は通常、プラグインの管理画面から直感的に行えます。

読み込み速度への影響を最小限に抑える工夫

外部コンテンツの埋め込みは、少なからずページの読み込み速度に影響を与えます。

遅延読み込み(Lazy Load)の活用とキャッシュ設定の最適化

遅延読み込み(Lazy Load) は、ページ初期読み込み時にはXコンテンツを読み込まず、ユーザーが該当箇所までスクロールした際に読み込む技術で、初期表示速度の低下を防ぎます。多くのキャッシュ系プラグインや画像最適化プラグイン、一部のフィード系プラグイン自体にこの機能があります。 また、プラグインがXから取得したフィード情報を一定期間WordPressサーバー内に保存するキャッシュ設定の最適化も有効です。これにより、アクセスごとのXサーバーへの問い合わせが減り、表示速度向上とAPIリクエスト数削減に繋がります。多くのX埋め込みプラグインにはキャッシュ機能があり、有効期限を設定できます。

X埋め込みがうまくいかない?トラブルシューティング

設定したはずのXの投稿やタイムラインが正しく表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。慌てずに一つずつ確認していきましょう。

Xの投稿やタイムラインが表示されない主な原因

一般的な原因(非公開アカウント、コードミス、API制限、プラグイン競合、互換性問題など)

Xの埋め込みが表示されない一般的な原因として、まずXアカウントが非公開(鍵アカウント)になっているケースがあります。この場合、承認されたフォロワー以外には表示されません。次に、プラグインなしで手動でコードを埋め込む際の埋め込みコードの記述ミスや貼り付け場所の間違いも考えられます。また、X側のAPI制限や仕様変更の影響で、それまで正常に動作していたものが影響を受けることもあります。さらに、使用しているX埋め込みプラグイン自体の不具合や他のプラグインとの競合、あるいはWordPress本体、使用中のテーマ、サーバーのPHPバージョンなどが古いことによる互換性問題も原因となり得ます。

具体的な確認ステップと対処法

トラブル解決のための基本的な確認手順(キャッシュクリア、デベロッパーツール、デバッグモード、プラグイン/テーマの切り分け)

問題解決のためには、まずブラウザのキャッシュクリアとシークレットモードでの確認を行います。次に、ブラウザのデベロッパーツール(通常F12キー)の「コンソール」タブでJavaScriptエラーなどが出ていないか確認します。エラーメッセージは大きなヒントになります。WordPressのデバッグモードを有効にすること(wp-config.phpで設定)で、PHPエラーなどの詳細情報を得ることもできます(作業後は必ず元に戻してください)。 それでも解決しない場合は、プラグインの切り分けテスト(X埋め込み用以外のプラグインを一時的にすべて無効化し、一つずつ有効化して原因を特定)や、テーマの切り分けテスト(WordPressのデフォルトテーマに一時的に切り替えてみる)が有効です。これらは多くのWordPressトラブルシューティングで基本となる手順です。

WordPressとXの効果的な連携でサイトをパワーアップ

単にXの投稿を埋め込むだけでなく、WordPressサイトとXをより深く連携させることで、相乗効果を生み出し、サイトの価値を高めることができます。

埋め込みを超えたX連携のアイデア

いくつか具体的な連携アイデアを紹介します。

WordPress記事更新時の自動X投稿の方法

WordPressで新しい記事を公開したり更新したりした際に、その情報を自動的にXに投稿するプラグイン(例: Jetpack Social, Social Auto Posterなど)があります。これにより記事の露出機会を増やし、Xのフォロワーをサイトへ誘導できます。

Xカード(Twitter Cards)設定で共有時の見栄えを向上させる方法

Xカードは、サイトのURLがX上で共有された際にタイトル、概要、アイキャッチ画像などがリッチな形式で表示されるようにする仕組みです。適切に設定することでX上でのクリック率を高め、サイトへの流入増が期待できます。多くのSEO系プラグイン(例: Yoast SEOなど)に設定機能が含まれています。

コメント欄へのXログイン連携の現状と可能性

過去には訪問者がXアカウントでWordPressサイトにコメントできる連携機能を提供するプラグインもありましたが、XのAPI仕様変更により現在安定して利用できるものは少ないです。代替手段(Disqusのような外部コメントシステムでSNSログイン対応のものを利用するなど)を検討するのが現実的かもしれません。

XとWordPressを連携させる上での戦略的ポイント

XとWordPressを効果的に連携させるためには、いくつかの戦略的なポイントがあります。 まず、一貫性のあるブランディングです。Xのプロフィールや投稿内容と、WordPressサイトのデザインやコンテンツのトーンを合わせることで、ブランドイメージの統一感を保ちます。 次に、ターゲットオーディエンスの理解が重要です。サイトの読者層とXのフォロワー層が求める情報を理解し、それぞれに最適化されたコンテンツを提供しつつ、両者をスムーズに繋ぐことを意識します。

また、相互誘導の促進も欠かせません。XのプロフィールにサイトURLを明記したり、サイト記事内で自然な形でXアカウントへのフォローを促したりするなど、双方向のトラフィックを生む導線を設計します。 最後に、効果測定と継続的な改善です。XアナリティクスやGoogleアナリティクスを活用し、Xからのサイト流入数やサイト内でのX埋め込みコンテンツのエンゲージメント率などを定期的にチェックし、改善を重ねていくことが重要です。 これらの戦略的な連携により、XとWordPressは互いを補強し合う強力なマーケティングツールとなり得ます。

まとめ

この記事では、WordPressサイトにX(旧Twitter)のツイートやタイムラインを埋め込むための具体的な手順、プラグインの活用法、カスタマイズのポイント、そしてトラブルシューティングに至るまで、網羅的に解説しました。Xの仕様は変化が早いため、常に最新情報をキャッチアップする姿勢も大切ですが、本記事で紹介した基本的な考え方や方法は、今後も長く役立つはずです。

Xの埋め込みや連携は、サイトのコンテンツを豊かにし、訪問者とのエンゲージメントを高め、さらにはSNSからの新しい流入を生み出す可能性を秘めています。特にタイムラインの活用は、あなたの活動やブランドの「今」を伝える上で非常に効果的です。

もし、「この記事を読んでもやっぱり自分で設定するのは難しそう…」「自分のサイトに最適なXの連携方法について、もっと具体的に相談したい」「Xだけでなく、他のSNSとの連携もまとめてお願いしたい」といったお悩みやご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。500件以上のWordPressサイト制作と運用サポートの経験を活かし、あなたのサイトの目的やターゲットに合わせた最適なSNS連携戦略の立案から実装まで、トータルでサポートさせていただきます。あなたのウェブサイトが、Xとの効果的な連携によってさらに魅力的で価値あるものになるよう、全力でお手伝いいたします。

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