WordPressの「固定ページ」とは?使い方と投稿との違いを分かりやすく

WordPressでサイトを作っていると、「固定ページ」という言葉をよく耳にしますよね。「投稿とは何が違うの?」「どうやって作ればいいの?」「会社概要とかお問い合わせページって固定ページで作るの?」そんな疑問や悩みを抱えていませんか?WordPressサイトを効果的に運用するには、この固定ページについてしっかり理解しておくことが大切です

こんにちは!私はWordPress専門のWebサイト制作者として、これまでに500件以上のホームページ制作に携わり、大手クラウドソーシングサイトでも上位ランカーとして活動してきました。その経験から言えるのは、多くの初心者の方が固定ページと投稿の使い分けでつまずきやすい、ということです。しかし、ご安心ください。この記事では、WordPressの固定ページに関するあなたの疑問をすべて解消します。

この記事を読めば、固定ページの基本から、投稿との明確な違い、具体的な作成・編集手順、サイトへの表示方法、さらには応用的な使い方やトラブルシューティング、SEO対策まで、網羅的に理解できます。読み終わる頃には、自信を持って固定ページを使いこなし、より魅力的で分かりやすいサイトを構築できるようになっているでしょう。さあ、一緒に固定ページのマスターを目指しましょう!

WordPressの固定ページとは?基本を徹底解説

WordPressにおける「固定ページ」とは、独立した情報を掲載するためのページ形式です。ブログ記事のように時系列で流れていく「投稿」とは異なり、サイト内の特定の場所に常に固定して表示されることを意図して作られます。

例えば、企業のウェブサイトであれば「会社概要」「サービス紹介」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」などが、固定ページで作成される代表的なコンテンツです。これらの情報は頻繁に更新されるものではなく、サイト訪問者が必要な時にいつでもアクセスできるようにしておくべき情報ですよね。

固定ページの主な特徴と役割

固定ページの主な特徴と役割をまとめると、以下のようになります。

  • 普遍的な情報: 更新頻度が低く、長期的に掲載される情報に適しています。(例: 会社情報、自己紹介、理念など)
  • 階層構造: ページ間に親子関係を設定し、情報を体系的に整理できます。(例: 「サービス紹介」の子ページとして「サービスA」「サービスB」を作成)
  • 独立性: カテゴリやタグによる分類は基本的に行いません。各ページが独立したコンテンツとして存在します。
  • ナビゲーション: サイトの主要なナビゲーションメニュー(ヘッダーメニューやフッターメニューなど)に配置されることが多いです。
  • カスタムテンプレート: ページごとに異なるデザインやレイアウト(テンプレート)を適用させることが可能です。

このように、固定ページはウェブサイトの骨組みとなる重要な情報を整理し、訪問者に分かりやすく提供するという重要な役割を担っています。

こんな用途に最適!固定ページの具体例

具体的にどのようなページが固定ページで作成されることが多いのでしょうか?以下に例を挙げます。

  • 会社概要・組織概要: 企業の基本情報、沿革、アクセスなど。
  • 自己紹介・プロフィール: 運営者の情報、経歴、想いなど。
  • サービス内容・料金: 提供しているサービスや商品の詳細、価格表など。
  • お問い合わせフォーム: 訪問者からの連絡を受け付ける窓口。
  • プライバシーポリシー・免責事項: サイト運営に必要な規約や方針。
  • サイトマップ: サイト全体のページ構成を一覧で表示。
  • よくある質問 (FAQ): 頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめたページ。
  • 採用情報: 求人に関する情報。
  • 資料請求ページ: カタログや資料のダウンロード、請求フォーム。
  • ランディングページ (LP): 特定の商品やサービス紹介に特化したページ。

これらの例を見てわかるように、固定ページは「いつでもそこにあるべき情報」を掲載するために使われます。

固定ページと投稿の決定的な違いとは?使い分けをマスターしよう

WordPress初心者の方が最も混乱しやすいのが、「固定ページ」と「投稿」の違いです。どちらもページを作成する機能ですが、その目的と性質は大きく異なります。この違いを理解し、適切に使い分けることが、整理された分かりやすいサイトを作るための第一歩です。

私自身、多くのクライアント様から「これは固定ページ?投稿?どっちで作ればいい?」という質問を受けてきました。ここでは、その違いを明確にし、迷わず使い分けられるようになるためのポイントを解説します。

目的と内容の違い

項目固定ページ (Page)投稿 (Post)
主な目的普遍的・独立した情報の掲載時系列情報の蓄積・発信
内容の例会社概要, お問い合わせ, プロフィールブログ記事, お知らせ, イベント告知
更新頻度低い高い(継続的な追加・更新が前提)
時間軸時間に左右されにくい (Timeless)時間と共に流れていく (Time-sensitive)

簡単に言えば、固定ページは「ストック情報」、**投稿は「フロー情報」**を扱うのに適しています。ウェブサイトの基盤となる変わらない情報は固定ページで、日々のお知らせやブログ記事など、新しい情報をどんどん追加していくものは投稿で作成するのが基本です。

機能面での違い

目的の違いを反映して、機能面でもいくつかの違いがあります。

カテゴリとタグ

  • 固定ページ: 原則として、カテゴリやタグで分類することはできません。各ページが独立しています。
  • 投稿: カテゴリやタグを設定して、関連する記事をグループ化したり、検索しやすくしたりできます。ブログ記事一覧などで活用されます。

時系列と表示順

  • 固定ページ: 作成日時に関係なく、任意で設定した順序や、メニュー内で指定した順序で表示されます。
  • 投稿: 通常、新しい記事が上に表示される時系列順で一覧表示されます。アーカイブページ(月別、カテゴリ別など)も自動生成されます。

親子関係(階層構造)

  • 固定ページ: ページ間に「親ページ」「子ページ」の関係を設定し、階層構造を作ることができます。これにより、情報を体系的に整理できます。(例: 親「サービス」→子「サービスA」「サービスB」)
  • 投稿: 親子関係の概念はありません。カテゴリやタグで関連付けます。

テンプレートの適用

  • 固定ページ: WordPressテーマによっては、固定ページ専用のテンプレート(例: 1カラム表示、全幅表示、お問い合わせ用レイアウトなど)が用意されており、ページごとに異なるデザインを適用できます。自作することも可能です。
  • 投稿: 通常、すべての投稿記事で共通のテンプレート(single.php)が使用されます。(※カスタマイズすれば個別適用も可能ですが、一般的ではありません)

どちらを使うべき?判断基準を明確に解説

コンテンツを作成する際に、「これは固定ページ?それとも投稿?」と迷ったら、以下の点を基準に考えてみてください。

  1. その情報は、サイトの基本的な構成要素か? (例: 会社概要、サービス案内)
    • YES → 固定ページ
  2. その情報は、時間と共に価値が変わるか、継続的に追加していくものか? (例: 日々のブログ、ニュース)
    • YES → 投稿
  3. カテゴリやタグで分類したいか?
    • YES → 投稿
  4. 他のページと親子関係を持たせて、階層的に整理したいか?
    • YES → 固定ページ
  5. サイトのメインメニューに常に表示させたい独立した項目か?
    • YES → 固定ページ

この判断基準に従えば、多くの場合、適切に使い分けることができるはずです。もし迷った場合は、「サイトの骨組みとなる普遍的な情報か、日々流れていく情報か」という観点で考えると分かりやすいでしょう。

【初心者向け】WordPress固定ページの作り方・編集方法をステップ解説

それでは、実際にWordPressで固定ページを作成・編集する手順を、初心者の方にも分かりやすくステップバイステップで解説していきます。WordPressの管理画面(ダッシュボード)を操作しながら進めていきましょう。

ここでは、現在の主流である「ブロックエディタ(Gutenberg)」をベースに説明します。

STEP1: 管理画面(ダッシュボード)にアクセス

まずは、お使いのWordPressサイトの管理画面にログインします。通常は https://あなたのドメイン/wp−admin/ のURLにアクセスし、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

STEP2: 新規固定ページを追加する

管理画面の左側にあるメニューから、[固定ページ] にカーソルを合わせ、表示されるサブメニューの [新規追加] をクリックします。 あるいは、[固定ページ] をクリックして固定ページ一覧画面を開き、画面上部にある [新規追加] ボタンをクリックしても同じです。

STEP3: タイトルと本文を入力する(ブロックエディタ対応)

新規固定ページの編集画面が開きます。

  1. タイトル: 画面上部の「タイトルを追加」と書かれた欄に、ページのタイトルを入力します。(例: 「会社概要」「お問い合わせ」など) このタイトルは、ブラウザのタブや検索結果にも表示される重要な要素です。
  2. 本文: タイトルの下の広いエリアが本文入力欄です。ブロックエディタでは、「ブロック」と呼ばれる単位でコンテンツを追加していきます。

ブロックエディタの基本的な使い方

  • テキスト入力: +アイコンをクリックするか、改行して新しい行にカーソルを合わせるとブロックを選択できます。「段落」ブロックを選んで文章を入力します。
  • 見出しの追加: 「見出し」ブロックを選択し、H2, H3などのレベルを選んで入力します。適切な見出し構造は、読者の理解を助け、SEOにも有効です。
  • 画像の挿入: 「画像」ブロックを選択し、画像をアップロードするか、メディアライブラリから選択します。
  • リストの作成: 「リスト」ブロックを選択します。
  • その他のブロック: 「カラム」「ボタン」「スペーサー」「テーブル」など、様々なブロックが用意されています。左上の(ブロック挿入ツール)をクリックすると、利用可能な全ブロックを検索・選択できます。

コンテンツを作成する際は、読者が情報を追いやすいように、適度な見出し、段落分け、画像の挿入などを心がけましょう。

STEP4: パーマリンク(URL)を設定・確認する

パーマリンクとは、作成するページのURLのことです。タイトルを入力すると、WordPressが自動的に日本語タイトルに基づいたパーマリンクを生成することがありますが、日本語URLは文字化けなどの問題を起こす可能性があるため、英語(またはローマ字)で簡潔なものに編集することをおすすめします。

画面右側の「設定」サイドバー(表示されていない場合は右上の歯車アイコンをクリック)を開き、「固定ページ」タブを選択します。「概要」セクションにある「URL」をクリックすると編集できます。

パーマリンクの重要性

パーマリンクは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても、ページの内容を理解する手がかりとなります。

  • 短く、分かりやすく: ページの内容を表す英単語をハイフン (-) で繋いだものが一般的です。(例: company−profile)
  • 変更は慎重に: 一度公開したページのパーマリンクを変更すると、URLが変わるため、リンク切れやSEO評価の低下につながる可能性があります。最初にしっかり設定しましょう。

設定方法と注意点

基本的には、タイトルに対応する英語(またはローマ字)を設定すればOKです。例えば、「会社概要」ならcompany や profile、「お問い合わせ」なら contact などです。

≫【WordPress初心者必見】パーマリンク・スラッグとは?最適な設定方法とSEO効果

STEP5: ページ属性を設定する(親子関係・テンプレート)

編集画面右側の「設定」サイドバーにある「ページ属性」セクションで、以下の設定を行います。

(ここに STEP5 のページ属性設定箇所の画像挿入を推奨)

親ページの選択(階層構造の作り方)

このページを他の固定ページの子ページとして位置づけたい場合に設定します。

  • 「親ページ」のドロップダウンリストから、親にしたい固定ページを選択します。
  • 親子関係を設定すると、URLも階層構造になります。(例: 親ページ service の子ページ service−a を作成すると、URLは[http://yourdomain.com/service/service−a/](https://www.google.com/search?q=http://yourdomain.com/service/service−a/) のようになります)
  • 特に指定がなければ「(親なし)」のままでOKです。

テンプレートの選択と活用法

使用しているWordPressテーマによっては、固定ページ専用の表示テンプレートが用意されている場合があります。

  • 「テンプレート」のドロップダウンリストから選択できます。(例: 「デフォルトテンプレート」「全幅テンプレート」「ランディングページテンプレート」など)
  • 目的に合わせてテンプレートを選択することで、コーディングなしでページのレイアウトを変更できます。例えば、サイドバーを表示したくない場合などに「全幅テンプレート」を選びます。
  • 選択肢がない場合は、テーマが特別な固定ページテンプレートを提供していないか、デフォルトのみということです。

表示順序の設定

同じ階層にある固定ページ一覧などで、表示される順番を指定したい場合に使用します。

  • 「順序」の欄に半角数字で数値を入力します。数字が小さい方が前に表示されます。(例: 0, 1, 2…)
  • 通常は 0 のままで問題ありません。特別な意図がある場合のみ設定します。

STEP6: 公開設定を行う(公開・非公開・パスワード保護)

ページの作成・編集が終わったら、公開設定を行います。画面右上の「公開」ボタン(または下書き保存中の場合は「更新」ボタン)の周辺に設定項目があります。

公開状態の種類と選び方

編集画面右側の「設定」サイドバーの「概要」セクションにある「表示状態」をクリックすると、以下の選択肢が表示されます。

  • 公開: 誰でも閲覧できる状態になります。通常の固定ページはこの設定です。
  • 非公開: サイトの管理者や編集者など、ログインしている特定の権限を持つユーザーだけが閲覧できます。一般の訪問者には表示されません。社内向け情報などに使えます。
  • パスワード保護: 設定したパスワードを知っている人だけが閲覧できる状態になります。特定の顧客向け情報や会員限定コンテンツなどに利用できます。パスワードを入力する欄が表示されます。

公開日時の指定(予約投稿)

「公開」の横にある「すぐに公開する」(または日付)をクリックすると、公開日時を指定できます。未来の日時を設定すれば、その時間になると自動的にページが公開されます(予約投稿)。

パスワード保護の設定方法と活用シーン

「表示状態」で「パスワード保護」を選択し、表示された入力欄に任意のパスワードを設定します。パスワードを知っているユーザーがページにアクセスすると、パスワード入力画面が表示され、正しいパスワードを入力すると内容を閲覧できます。

  • 活用シーン: 特定のクライアントへの限定情報提供、会員向けコンテンツ(簡易的なもの)、イベント参加者への資料共有など。

非公開設定の活用シーン

「表示状態」で「非公開」を選択します。ログインしていない一般ユーザーからはページが存在しないように見えます。

  • 活用シーン: 公開前の社内確認用ページ、管理者向けのメモや手順書など。

STEP7: アイキャッチ画像を設定する

アイキャッチ画像は、そのページを象徴する画像で、SNSでシェアされた際や、テーマによってはページ一覧、ページ上部などに表示されます。設定しておくと、ページの視覚的な魅力が高まります。

  • 編集画面右側の「設定」サイドバーにある「アイキャッチ画像」セクションの「アイキャッチ画像を設定」をクリックします。
  • メディアライブラリが開くので、画像をアップロードするか、既存の画像から選択します。

(ここに STEP7 のアイキャッチ画像設定箇所の画像挿入を推奨)

必須ではありませんが、設定しておくことを推奨します。

STEP8: 「公開」ボタンをクリックして完了!

すべての設定と内容の確認が終わったら、画面右上の青い [公開] ボタンをクリックします。 確認メッセージが表示されるので、再度 [公開] をクリックすると、固定ページがウェブサイト上に公開されます。

すでに公開済みのページを編集した場合は、ボタンが [更新] になっているので、[更新] をクリックして変更を保存します。

これで、基本的な固定ページの作成は完了です!

固定ページを編集・更新する方法

作成済みの固定ページを編集するには、以下の手順で行います。

  1. WordPress管理画面の左側メニューから [固定ページ][固定ページ一覧] をクリックします。
  2. 編集したい固定ページのタイトルにカーソルを合わせると表示される [編集] リンクをクリックします。(またはタイトル自体をクリック)
  3. 固定ページの編集画面が開くので、STEP3〜STEP7と同様に内容や設定を修正します。
  4. 修正が終わったら、画面右上の [更新] ボタンをクリックして変更を保存します。

固定ページを削除する方法

不要になった固定ページを削除するには、以下の手順で行います。

  1. WordPress管理画面の左側メニューから [固定ページ][固定ページ一覧] をクリックします。
  2. 削除したい固定ページのタイトルにカーソルを合わせると表示される [ゴミ箱へ移動] リンクをクリックします。
  3. ページは「ゴミ箱」に移動されます。完全に削除したい場合は、「ゴミ箱」を開き、該当ページにカーソルを合わせて [完全に削除する] をクリックします。(または「ゴミ箱を空にする」)
  • 注意: 一度完全に削除すると元に戻せません。削除は慎重に行いましょう。間違ってゴミ箱に入れた場合は、「復元」をクリックすれば元に戻せます。

作成した固定ページをサイトに表示させる方法

固定ページを作成しただけでは、訪問者がそのページにたどり着けないことがあります。せっかく作ったページも、見てもらえなければ意味がありませんよね。ここでは、作成した固定ページをサイトの適切な場所に表示させるための、主な方法を解説します。

ナビゲーションメニューに追加する手順

サイトのヘッダー(上部)やフッター(下部)にある主要なナビゲーションメニューに固定ページへのリンクを追加するのが最も一般的な方法です。「会社概要」「サービス」「お問い合わせ」などは、通常ここに配置されます。

  1. メニュー設定画面へ移動: WordPress管理画面の左側メニューから [外観][メニュー] をクリックします。
  2. 編集するメニューを選択: 複数のメニューがある場合は、編集したいメニュー(例: ヘッダーメニュー、フッターメニューなど)をドロップダウンリストから選択し、[選択] ボタンをクリックします。初めてメニューを作成する場合は、「新しいメニューを作成しましょう。」のリンクをクリックし、メニュー名(例: グローバルナビ)を入力して [メニューを作成] ボタンをクリックします。
  3. 固定ページをメニュー項目として追加: 画面左側の「メニュー項目を追加」セクションにある [固定ページ] をクリックして開きます。 メニューに追加したい固定ページのチェックボックスにチェックを入れ、[メニューに追加] ボタンをクリックします。 (「すべて表示」タブをクリックすると、すべての固定ページが表示されます。「検索」タブでページ名を検索することも可能です。)
  4. メニュー構造を調整: 画面右側の「メニュー構造」セクションに、追加した固定ページがメニュー項目として表示されます。
    • 表示順の変更: ドラッグ&ドロップで項目の順番を自由に入れ替えられます。
    • 階層化(サブメニュー化): ある項目を少し右にドラッグしてずらすと、その上の項目の子メニュー(サブメニュー)になります。
    • 項目の設定変更: 各項目の右端にある▼をクリックすると、ナビゲーションラベル(メニュー上での表示名)の変更や、削除などができます。
  5. メニューの表示位置を設定: 「メニュー設定」セクションの「メニューの位置」で、このメニューをサイトのどの場所に表示するかを選択します。(例: 「ヘッダーナビゲーション」「フッターナビゲーション」など。テーマによって名称は異なります。)
  6. メニューを保存: 最後に、[メニューを保存] ボタンをクリックして変更を確定します。

これで、指定したメニューに固定ページへのリンクが表示されるようになります。

サイトのフッターやサイドバーにリンクを設置する方法

ナビゲーションメニュー以外にも、フッターエリアやサイドバーに特定の固定ページへのリンクを設置したい場合があります。これは「ウィジェット」機能を使って行うことが多いです。

※テーマによって固定ページの表示が異なります。例えば、1カラムタイプでは、サイドバーが表示されないので、サイドバーありの表示にする必要があります。

  1. ウィジェット設定画面へ移動: WordPress管理画面の左側メニューから [外観][ウィジェット] をクリックします。 (※ブロックテーマの場合は [外観] → [エディター] からサイトエディターを開き、フッターやサイドバー部分を直接編集します。)
  2. リンクを追加したいエリアを選択: 画面には「サイドバー」「フッターエリア1」「フッターエリア2」など、ウィジェットを配置できるエリアが表示されます。(テーマによって異なります)リンクを追加したいエリアをクリックします。
  3. 設定を保存: ウィジェットの設定が完了したら、[更新] ボタン(またはそれに類するボタン)をクリックして保存します。

固定ページをホームページ(トップページ)に設定する方法

WordPressの初期設定では、トップページには最新の「投稿」一覧が表示されるようになっています。しかし、企業のウェブサイトなどでは、特定の「固定ページ」をトップページ(ホームページ)として表示したい場合が多いでしょう。

  1. 表示設定画面へ移動: WordPress管理画面の左側メニューから [設定][表示設定] をクリックします。
  2. ホームページの表示を選択: 「ホームページの表示」という項目で、[固定ページ] のラジオボタンを選択します。
  3. ホームページに割り当てる固定ページを選択: すぐ下に表示される「ホームページ:」のドロップダウンリストから、トップページにしたい固定ページを選択します。(事前にトップページ用の固定ページを作成しておく必要があります。)
  4. (任意)投稿ページの設定: ブログやお知らせなど「投稿」機能も使う場合は、「投稿ページ:」のドロップダウンリストから、投稿一覧を表示するための専用の固定ページ(例: 「お知らせ一覧」など、中身は空でOK)を選択します。ここで選択したページには、自動的に最新の投稿が表示されるようになります。ブログ機能を使わない場合は、ここは「— 選択 —」のままで構いません。
  5. 変更を保存: 画面下の [変更を保存] ボタンをクリックします。

これで、サイトのトップにアクセスした際に、指定した固定ページが表示されるようになります。

WordPress固定ページの応用的な使い方とカスタマイズ

固定ページの基本操作をマスターしたら、次はもう少し応用的な使い方やカスタマイズに挑戦してみましょう。これらを活用することで、よりデザイン性が高く、機能的なサイトを構築できます。ここではいくつかの代表的な例をご紹介します。

特定の固定ページだけデザインを変える方法

WordPressサイトを運営していると、「このページだけ、他のページと見た目を変えたいな」と感じる場面が出てくることがありますよね。例えば、「お問い合わせページはシンプルにして、入力に集中できるようにしたい」「主力サービスの紹介ページは、特別感を出すためにもっと目立たせたい」といった具体的な要望です。

ご安心ください。WordPressには、特定の固定ページだけデザインを調整するための方法がいくつか用意されています。ここでは、その代表的なアプローチを3つご紹介します。専門的なコードの話は最小限にして、それぞれの「考え方」や「どんな時に使うと効果的か」を中心に、分かりやすく解説していきますね。

アプローチ1:テーマに備わっている「テンプレート機能」を使う(まず試したい基本)

どんな時に向いている?

  • ページ全体のレイアウト(例えば、サイドバーがあるかないか、コンテンツの表示幅など)を簡単に変えたい時。
  • テーマ開発者が想定している範囲内で、手軽に変更を加えたい時。

考え方と手順: 多くのWordPressテーマには、固定ページ用にいくつかの「表示パターン(テンプレート)」があらかじめ用意されています。これは、洋服で言えば「標準のスーツ」「カジュアルなジャケット」「フォーマルなドレス」のように、ページ全体の構成や雰囲気を変えるための「型紙」のようなものです。

  1. 編集画面を確認: デザインを変更したい固定ページの編集画面を開き、画面の右側にある設定項目の中から「テンプレート」という欄を探します(テーマによっては「ページ属性」の中にあることも)。
  2. 選択肢をチェック: ドロップダウンリストを開いて、どのようなテンプレートが用意されているか見てみましょう。「1カラム」「全幅」「サイドバーなし」といった名前のテンプレートがあれば、それを選ぶだけでページの基本的なレイアウトが変わることがあります。
  3. 試して確認: 気になるテンプレートを選択し、ページを更新(またはプレビュー)して、実際の表示がどう変わるか確認します。

ポイント

  • まずはこの方法で、実現したいデザインに近いものがないか確認するのが最も簡単で安全な方法です。特別な知識も不要です。
  • テーマによって用意されているテンプレートの種類や名称は異なります。お使いのテーマの説明書なども参考にしてみてください。
  • 最近主流の「ブロックテーマ」では、さらに進んだカスタマイズ機能(サイトエディター)が利用できる場合もあります。

アプローチ2:CSSで見た目をピンポイントで調整する(細かい部分の変更に)

どんな時に向いている?

  • 特定の部分の文字色や背景色だけを変えたい時。
  • 特定の要素(例えば、日付表示やパンくずリストなど)を目立たなくしたり、非表示にしたりしたい時。
  • ボタンのデザインや、見出しの大きさを少しだけ変えたい時。
  • テーマの機能だけでは実現できない、細かい「見た目」の調整が必要な時。

考え方と手順
CSS(カスケーディング・スタイル・シート)は、ウェブページの「見た目」を指定するための言語です。WordPressは、各ページに固有の「住所」のような目印(IDやクラスと呼ばれます)を自動で付けています。この目印を利用して、「この住所(=このページ)の、この部分(=特定の要素)だけ、このスタイル(=色や形)にして」という指示をCSSで記述することで、ピンポイントなデザイン変更が可能になります。

  1. ページの「目印」を特定: ブラウザの開発者向けツール(「検証」機能など)を使って、デザインを変えたいページのHTMLソースコードを調べ、そのページ固有の目印(IDやクラス)を見つけます。
  2. CSSの記述場所: 見つけた指示(CSSコード)は、WordPressの管理画面にある「追加CSS」機能や、専用のプラグインなど、安全にコードを追加できる場所に記述します。
  3. 変更内容を指示: 特定した目印を使って、どの部分をどのように変更したいかという具体的な指示をCSSで記述します。(例:「このページのサイドバーを非表示にする」)

ポイント

  • CSSを使えば非常に柔軟なカスタマイズが可能になりますが、基本的な知識(セレクタ、プロパティなど)が必要になります。
  • ただし、簡単な調整であれば、インターネットで「WordPress CSS ボタン 色 変更」のように検索して見つけたコードを参考に、自分のサイトの「目印」に合わせて応用することも可能です。
  • 重要なのは、変更の影響範囲を意図したページや要素だけに限定することです。

アプローチ3:ページビルダープラグインで自由にデザインする(大幅な変更やLP作成に)

どんな時に向いている?

  • ランディングページ(LP)のように、既存のサイトデザインの枠にとらわれず、全く新しいデザインのページを一から作りたい時。
  • 複数のカラムを組み合わせたり、画像や動画を大胆に配置したりするなど、複雑なレイアウトを実現したい時。
  • コーディングの知識はないけれど、ドラッグ&ドロップのような直感的な操作でデザイン性の高いページを作りたい時。

考え方と手順: Elementor(エレメンター)などに代表される「ページビルダープラグイン」は、WordPressの編集機能を拡張し、まるでグラフィックソフトのような感覚でウェブページのデザインを可能にするツールです。

  1. プラグイン導入: 利用したいページビルダープラグインを選んで、WordPressにインストール・有効化します。
  2. 専用エディターで編集: 固定ページの編集画面から、ページビルダーの編集モードに切り替えます。
  3. パーツを配置・設定: 専用の編集画面上で、テキスト、画像、ボタン、区切り線といった様々なデザインパーツを、好きな場所にドラッグ&ドロップで配置します。そして、それぞれのパーツの色、サイズ、余白、背景、動きなどを細かく設定していくことで、ページ全体を作り上げていきます。

ポイント

  • デザインの自由度が非常に高く、コーディング不要でプロ並みのページを作成できる可能性を秘めています。
  • 多機能な分、プラグイン自体の操作方法に慣れる時間が必要です。
  • サイトの表示速度への影響も考慮し、プラグインの選定や使い方には注意が必要です。

どのアプローチを選ぶべきか? – 判断のヒント

どの方法を選ぶかは、「何を」「どの程度」変更したいかによって決めるのが良いでしょう。

  1. まずは「テーマの機能」を確認: 手軽なレイアウト変更ならこれで十分かもしれません。
  2. 次に「CSSでの微調整」を検討: ピンポイントな見た目の変更が必要なら試してみましょう。
  3. 大幅な変更や自由なデザインなら「ページビルダー」も視野に: 既存の枠にとらわれずに作り込みたい場合の強力な選択肢です。

このように、目的やスキルレベルに合わせて適切なアプローチを選ぶことで、特定の固定ページのデザインを効果的に変更し、より魅力的で分かりやすいサイトにしていくことができます。ぜひ、あなたのサイト作りに活かしてみてください。

固定ページで使える便利なプラグイン紹介

プラグインを活用することで、固定ページの機能を拡張したり、コンテンツ作成を効率化したりできます。ここでは、固定ページと組み合わせてよく使われる代表的なプラグインをいくつか紹介します。

お問い合わせフォーム作成プラグイン

固定ページで作成される代表例「お問い合わせページ」には、フォームの設置が不可欠です。

  • Contact Form 7: 日本語の情報も豊富で、最も広く使われているプラグインの一つ。シンプルながらカスタマイズ性も高いです。ショートコードを固定ページに貼り付けるだけでフォームを設置できます。
  • WPForms: ドラッグ&ドロップで直感的にフォームを作成できる人気のプラグイン。無料版でも基本的な機能は十分です。

これらのプラグインを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単にお問い合わせフォームを作成・設置できます。

目次自動生成プラグイン

情報量の多い固定ページでは、冒頭に目次があると読者が内容を把握しやすくなります。

  • Table of Contents Plus (TOC+)Easy Table of Contents: ページ内のH2やH3などの見出しタグを自動的に抽出し、目次を生成してくれるプラグイン。ショートコードまたは自動挿入設定で利用できます。記事のユーザビリティ向上に役立ちます。

その他(ページビルダーなど)

  • Elementor Page BuilderWP Bakery Page Builder などのページビルダープラグイン: コーディングなしで、ドラッグ&ドロップ操作により、デザイン性の高い複雑なレイアウトの固定ページを作成できます。ランディングページ作成などにも強力なツールです。ただし、多機能な分、慣れが必要な場合や、サイト表示速度に影響を与える可能性もあります。

プラグインは非常に便利ですが、導入しすぎるとサイトが重くなったり、プラグイン同士が競合したりする可能性もあります。本当に必要なものだけを選んで導入するようにしましょう。

固定ページとカスタムフィールドの連携

カスタムフィールドは、WordPressの投稿や固定ページに追加情報を付与するための機能です。例えば、サービス紹介ページで「料金」「対応エリア」「担当者」といった決まった項目を表示したい場合に活用できます。

使い方: 固定ページの編集画面でカスタムフィールドを有効にし(表示オプションで設定)、名前(例: `price`)と値(例: 月額10,000円)を入力します。 テーマのテンプレートファイル(例: `page.php` や自作テンプレート)を編集し、`get_post_meta()` などの関数を使ってカスタムフィールドの値を取得し、表示したい場所に埋め込みます。

プラグインの活用: Advanced Custom Fields (ACF) というプラグインを使うと、管理画面上で直感的にカスタムフィールドの入力欄を作成・管理でき、テンプレートへの埋め込みも容易になります。初心者でも扱いやすいためおすすめです。

カスタムフィールドを使いこなすと、固定ページで表現できる情報の幅が大きく広がりますが、テンプレートの編集が必要になるため、中級者向けのテクニックと言えます。

固定ページが表示されない?よくあるトラブルと解決策

「一生懸命作った固定ページが、サイトに表示されない!」これはWordPress初心者の方が遭遇しやすいトラブルの一つです。多くの場合、単純な設定ミスや見落としが原因です。ここでは、固定ページが表示されない場合の主な原因と、その解決策をステップごとに解説します。

私自身も、制作サポートで「ページが表示されません」というご相談を何度も受けてきました。焦らず、以下の点を確認してみてください。

公開状態を確認する(下書き・非公開になっていないか)

最も基本的な確認事項です。

  • 確認方法: WordPress管理画面の [固定ページ][固定ページ一覧] を開きます。該当ページのタイトル横に表示されているステータスを確認してください。
  • 解決策:
    • もし「下書き」や「レビュー待ち」などになっていたら、ページ編集画面を開き、右上の [公開] ボタンをクリックします。
    • もし「非公開」になっていたら、同じく編集画面を開き、右側の「設定」サイドバー →「概要」→「表示状態」を [公開] に変更して [更新] ボタンをクリックします。
    • もし「パスワード保護」になっていて、パスワードを知らない人がアクセスしようとしている場合は、表示されません(パスワード入力画面が出るはずです)。意図しない設定であれば「公開」に変更します。

メニュー設定を確認する(メニューに追加されているか)

ページ自体は公開されていても、ナビゲーションメニューに追加し忘れているために、サイト上からたどり着けないケースも多いです。

  • 確認方法: WordPress管理画面の [外観][メニュー] を開きます。ヘッダーメニューなど、表示させたいメニューを選択し、「メニュー構造」の中に該当の固定ページが含まれているか確認します。
  • 解決策: もし含まれていなければ、「作成した固定ページをサイトに表示させる方法」の「ナビゲーションメニューに追加する手順」を参考に、メニューに追加して保存してください。

親ページのステータスを確認する(親が下書き等でないか)

親子関係を設定している場合、親ページが「下書き」や「非公開」になっていると、子ページも表示されないことがあります。(URL構造に影響するため)

  • 確認方法: 子ページの編集画面を開き、「ページ属性」で設定されている「親ページ」を確認します。その親ページが公開されているか、固定ページ一覧で確認します。
  • 解決策: 親ページが下書きや非公開の場合は、親ページを公開状態に変更して更新します。

テーマやプラグインの干渉を確認する

まれに、使用しているWordPressテーマや、他のプラグインが原因で固定ページが正しく表示されないことがあります。

  • 切り分け方法:
    1. テーマの変更: 一時的にWordPressのデフォルトテーマ(例: Twenty Twenty-Fourなど)に切り替えてみて、問題の固定ページが表示されるか確認します。これで表示されれば、元のテーマに問題がある可能性が高いです。
    2. プラグインの停止: すべてのプラグインを一時的に無効化してみて、ページが表示されるか確認します。これで表示されれば、いずれかのプラグインが原因です。一つずつプラグインを有効化していき、問題が再発するプラグインを特定します。
  • 解決策: 原因となっているテーマやプラグインが特定できたら、その開発元に問い合わせるか、代替のテーマやプラグインを探すことを検討します。

パーマリンク設定を更新してみる

何らかの理由でパーマリンク(URL)のルールがうまく反映されていない場合に、この操作で解決することがあります。

  • 手順: WordPress管理画面の [設定][パーマリンク設定] を開きます。何も変更せずに、画面下の [変更を保存] ボタンをクリックします。これにより、内部的なURL書き換えルールが再構築されます。
  • 効果: 404エラー(ページが見つからない)が表示される場合などに有効なことがあります。

それでも解決しない場合の対処法

上記のすべてを確認しても解決しない場合は、より複雑な問題が隠れている可能性があります。

  • .htaccessファイルの確認: サーバー上の .htaccess ファイルの設定に誤りがないか確認します。(※サーバー知識が必要です)
  • サーバーエラーログの確認: サーバーのエラーログに何か記録されていないか確認します。
  • 専門家への相談: どうしても解決しない場合は、WordPressに詳しい制作会社やフリーランスに調査を依頼することも検討しましょう。原因究明には専門的な知識が必要な場合があります。

多くの場合は、最初のいくつかのステップで解決することがほとんどですので、落ち着いて一つずつ確認してみてください。

固定ページのSEO:検索エンジンに評価されるためのポイント

固定ページは、サイトの重要な情報を掲載する役割を担うため、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも適切に設定・記述することが大切です。検索エンジンにページの内容を正しく理解してもらい、検索結果で適切に評価されるためのポイントを解説します。

タイトルとメタディスクリプションの最適化

タイトル

ページの内容を正確かつ具体的に表すタイトルをつけましょう。

ターゲットとするキーワード(例: 「会社概要」「サービス内容」など)を含めるように意識します。

検索結果に表示される文字数(通常30文字程度)を考慮し、重要なキーワードは前半に配置します。

クリックしたくなるような、ユーザーの興味を引くタイトルも重要です。

メタディスクリプション

ページの要約を120文字程度で記述します。検索結果でタイトルの下に表示され、クリック率に影響します。

ページの内容を簡潔に伝え、ターゲットキーワードを含めつつ、ユーザーに「この記事を読みたい」と思わせるような魅力的な文章を心がけます。

WordPressテーマやSEOプラグイン(Yoast SEO, Rank Mathなど)を使えば、簡単に設定できます。

見出し構造(Hタグ)の適切な使用

  • ページ内の見出し(H1, H2, H3…)を適切に使うことは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても、コンテンツの構造を理解する上で非常に重要です。
  • H1タグ: ページの主題を示す最も重要な見出しで、通常はページタイトルが自動的にH1になります。H1は1ページに1つだけ使用するのが原則です。
  • H2, H3, H4…タグ: コンテンツのセクションごとに、論理的な階層構造になるように順番に使用します。(H2の下にH3、H3の下にH4…)
  • 見出しに関連キーワードを自然に含めることで、検索エンジンはそのセクションの内容を把握しやすくなります。ただし、キーワードの詰め込みは避け、あくまで読者にとって分かりやすい見出しにしましょう。

コンテンツの質と網羅性

  • 検索エンジンは、ユーザーの疑問や悩みを解決できる、質の高いコンテンツを評価します。
  • 固定ページで扱うトピックについて、ユーザーが知りたいであろう情報を網羅的に、かつ分かりやすく記述しましょう。
  • 独自の視点や専門性、具体的な事例などを盛り込み、他のサイトにはない価値を提供することも重要です。(E-E-A-T: 経験・専門性・権威性・信頼性)
  • 例えば、「会社概要」なら、単に住所や設立年月日だけでなく、企業理念や沿革、代表者のメッセージなどを加えることで、より深みのあるコンテンツになります。

パーマリンクの最適化

  • 前述の通り、パーマリンク(URL)は短く、ページの内容を表す英単語(またはローマ字)で設定しましょう。
  • [https://yourdomain.com/company−profile] のような分かりやすいURLは、ユーザーにも検索エンジンにも好まれます。

noindexの設定が必要なケース

  • すべての固定ページが検索結果に表示されるべきとは限りません。
  • 例えば、「お問い合わせ完了ページ(サンクスページ)」や、内容が薄い、または重複する可能性があるページなどは、検索結果に表示される必要がない(むしろ表示されるとマイナス評価になる可能性もある)ため、「noindex」設定を行うことを検討します。
  • SEOプラグインを使えば、ページごとに簡単に noindex を設定できます。

これらの基本的なSEO対策を施すことで、作成した固定ページが検索エンジンに適切に評価され、必要な情報がユーザーに届きやすくなります。

まとめ:WordPress固定ページを使いこなしてサイトの価値を高めよう

今回は、WordPressの「固定ページ」について、その基本から投稿との違い、具体的な作成・編集・表示方法、応用的な使い方、トラブルシューティング、そしてSEOのポイントまで、包括的に解説してきました。固定ページは、サイトの骨組みとなる普遍的な情報を整理し、訪問者に分かりやすく提供するための重要な機能です。会社概要、サービス紹介、お問い合わせなど、サイトに不可欠なコンテンツの多くが固定ページで作られます。この記事でお伝えした知識を活かし、固定ページと投稿を適切に使い分けることで、あなたのWordPressサイトはより構造化され、ユーザーにとって使いやすく、検索エンジンからも評価されやすいものになるはずです。

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